COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
311 アニメ様日記 2021年5月9日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年5月9日(日)
「佐藤順一の昔から今まで」の原稿作業。確認することがあって『魔法使いTai!』のOVAとTVに目を通した。さらに伊藤郁子さんの「この人に話を聞きたい」を読み返したり。

2021年5月10日(月)
15時から駅前の喫茶店で、あるプロジェクトについての打ち合わせ。例によって打ち合わせ後半はアニメ話。
近々に埼玉に行く用事があり、あれ、埼玉だったら店で酒が呑めるじゃない。わざわざ呑みに行くのではなくて「仕事で行ったら呑めた」というのはありなんじゃない。まずいなあ、ダイエット中なのに、とニヤニヤして、念のため、ネットで検索してみたら、行く先も「まん延防止等重点措置」で酒の提供は自粛中であった。残念。

2021年5月11日(火)
午後はあるアニメプロダクションを訪れてある方にご挨拶。リアルにお話するのは数年ぶり。お元気そうでよかった。同行していた人達と別れて、かなり久しぶりに株式会社スタイルの倉庫に。目当てのものがあることを確認する。段ボール箱に入っている本は傷んでいたりするけど、ラックに入れてある本は問題なし。
『花咲くいろは』を最終回まで視聴。改めて観ると、当時とは違って見えるところも。とにかく素晴らしいクライマックス。
「よふかしのうた」7巻を読了。本筋ではないけれど、小繁縷(コハコベ)ミドリとその彼氏がいい。というか彼氏に対する小繁縷ミドリがいい。

2021年5月12日(水)
新文芸坐で「怪談せむし男」(1965/81分)を観る。これも「映画デビュー70周年 西村晃のスーパー演技!!」の1本。この前に観た「散歩する霊柩車」と同じく、監督が佐藤肇、音楽が菊池俊輔。菊池さんの曲が聴きたくて鑑賞することにした。怪奇ものだけど、内容が派手すぎてあまり怖くはない。いや、子どもが観たら充分に怖いか。加藤武さんはかなり等々力警部っぽい。中盤に霊媒師が出てくるのだけど、その演技が圧倒的。霊媒師役は鈴木光枝さん。それから、亡霊の声がやたらとイケメン。新文芸坐ロビーに貼られていた資料だと「ナレーター 大平透」とあるけれど、あの声が大平さんなんだろうな。
映画が終わった後、iPhoneを再起動させたら、カメラに不具合が。Appleの窓口とチャットでやりとりして修理に出すことに。
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』未視聴分を最新話数まで観る。思っていた展開とちょっと違った。

2021年5月13日(木)
石浜真史さんとTシャツについての打ち合わせ。新しいiPhoneが届く。早いなあ。修理ではなくて新品と交換してくれたらしい。前のiPhoneのバックアップを使って、ほとんどそのまま使えるようになった。日本映画専門チャンネルで、テレビドラマ版の「砂の器」(1977年版)をやっていた、仲代達矢さんが後藤隊長のようだ。逆である。

2021年5月14日(金)
13時くらいにProduction I.Gに。ある作品の資料をチェックする。物量を考えると三日はかかると思っていたのだけど、しっかりと整理されていたのと、作業をフォローしてもらえたので3時間で終了。ありがたい。事務所に戻ってからが猛烈な忙しさ。
ワイフが高校時代に荒木経惟さんに撮ってもらった写真と、写真が掲載された新聞を見せてもらった。

2021年5月15日(土)
床屋に行ったところ、床屋のオバチャンが「凄く痩せたね! どうしたの?」と美味しい反応をしてくれた。昼から「第175回アニメスタイルイベント ここまで調べた片渕須直監督次回作【初級編】」を開催。今回は緩急も含めて、まとまりのいい感じだったと思う。お客さんがいたら、トークのテンポや構成が違っただろうなあ。次回作の主人公のついて、少し明らかになった。「枕草子」とは逆で、藤原定子が主人公で、彼女の視点で清少納言を描くのかと思ったら、そんなに単純ではなかった。2時間半のイベントの後、アニメスタイルチャンネル用のミニコーナーを収録。