COLUMN

第659回 コンテという冒険と使命

 世間がいろいろと大変な事態ですが、コンテは進められます。日々デスクトップに向かう毎日ですが、コンテ上では冒険がいっぱい。毎度のことながら、次のカットがどんな画になるのか分からないハラハラ・ドキドキ感を楽しんでコンテを切って(描いて)います。特に今作は(まだタイトルは明かせませんが)いわゆる「冒険・ファンタジー」に属するもの。主人公主観でコンテという冒険を味わえて本当に面白い日々。これだからコンテはやめられません! 現在少々遅れつつの8話目。
 そんなわけで、板垣個人的には楽しく仕事ができておりますが、アフレコ・音響現場は収録不能なトコが多いらしく、とにかく心配。役者さんの現場は大勢集まりがち。今は無理させてはいけません。できる環境になったところから徐々に始めましょう、と。恐らく、抜き録り・別録りで収録日が分散せざるを得ないはずなので、アフレコが開始されるまでにできるだけコンテを進めておく! それが今の自分の使命。

現在のような状況ではそれぞれの判断で「今、自分ができること」を考えて行動をするしかりません! このような事態でもやらせていただける仕事がある俺のような幸せ者は、まずそれをやりたいと思います!