COLUMN

第543回 アニメ人生と今年も終わり

 前回の続き。3歳の頃のある日、板垣を

大量の虫歯が襲ったのです!

 なにせ3歳の頃なので、記憶が曖昧なんだけど、後に母親から聞いた話では「奥歯のの虫歯で喉が腫れて死んじゃう」と医者に言われたらしく、なんと虫歯を抜くために1週間ほど大きな病院に入院したんです。ちなみに現在にいたるまで入院したのはこの1回のみ。これも物心ついた頃に聞きましたが、歯を抜く時(手術?)は泣きわめくわ暴れるわ先生の手を噛むわで大変だったそうです。そりゃ3歳では無理ないでしょ? ちなみに自分自身はその施術時の微かな記憶がいまだにトラウマで、歯医者が大の苦手です! コレ、何年か前に一度ネタにしましたよね?
 で、入院してた時に、近所のオバさんが差し入れ(お見舞い?)で持ってきてくれたスケッチブックという名のラクガキ帳と「でるでるマーカー」なるお絵描きペンがきっかけで、「絵を描く」ことが趣味になった気がします。「でるでるマーカー」の特徴は、色ペンで描いたものを白ペンで消すことができ、先に白ペンで描いたトコを色ペンで重ね塗りすると、今度は白ペンの部分が白く抜けるんです。これが不思議で面白く、入院中に夢中でラクガキしまくりました。その時描いてたのは

トラと一軒家!

これは明確に憶えてます! トラに拘ったのは、自分が寅年生まれだからってのと、近所の憧れの「絵の巧いおじいちゃん」の描いたトラが目標だったから。そして何より「トラは動物の中でいちばんカッコいい!」し。一軒家は自分の家がアパート(社宅)だったため、やたら一軒家に対する夢があったからだと思います。つまり、絵を描くのが好きになったのは

紙とペンがあれば「カッコいい」も「夢」も描き出せる!

という当たり前で単純な理由。
 あと、近所のオバさんは

も差し入れてくれました。この積み木ってのも、作れるモノの形が極端に限定されたオモチャで、こちらもかなりストイックな創作。実はコレも、今のアニメ作りと無関係ではありません。
 てとこで今年も最後となりました。続きは来年、よいお年を!!