COLUMN

126 アニメ様日記  2017年10月22日(日)~

2017年10月22日(日)
川崎市民ミュージアムで行われた国産アニメーション100周年記念イベントの記念講演「アニメーション史を訪ねた男、100年を語る」に行く。「日本アニメーション映画史」の著者の一人である山口且(旦)訓さんの仕事について、原口さんとの対談形式で語られた。初めて知る話ばかりで、大変に興味深いものだった。「日本アニメーション映画史」のあとがきでも触れられているが、山口さんがこの本で担当した「第一部 日本アニメの歴史(I)」は、彼の卒業論文が元になっている。山口さんは先行する書籍や研究がほとんどない中、独自の調査で日本のアニメーションに関する事柄を、ひとつひとつ調べていったのだ。

2017年10月23日(月)
この日記の7月30日(日)の項でも書いたけれど、2016年の夏から、中古ソフトで「スーパーロボット大戦A」をプレイしている。今日、五度目のプレイが終わった。五度目では、ザンボット3を中心にスーパーロボットに資金を投入して、主力ユニットとした。スーパーロボットが前に出て、後方からリアルロボットが援護するといういかにも「スパロボ」らしいプレイができて満足。今回はゴッドガンダムを風雲再起に乗せたのだが、これが猛烈に強くて楽しかった。

2017年10月24日(火)
ヴィレッジヴァンガードの池袋サンシャインシティアルタ店が「平田敏夫画集 あずきちゃん絵本」を沢山入荷してくれていると知り、仕事の合間に様子を見に行く。『美少女戦士セーラームーン』等の少女マンガと並ぶかたちで、どっさり置いてあった。Twitter用の写真を撮らせてもらうために店の人に声をかけたところ、POPを書いてほしいと言われた。POP用の紙を持って帰り、事務所スタッフに描いてもらうことに。

2017年10月25日(水)
仕事の合間に『いぬやしき』1話、2話を観る。よくできている。 さとうけいいちさんと恩田尚之さんは『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』を作りながら、『いぬやしき』の準備を進めていたわけで、それもすごい。この作品は、おそらく原作のテイストをきちんと再現しているのだろう。放映が終わったところで原作を読もう。

2017年10月26日(木)
朝から『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』Blu-rayのコメンタリー、インタビュー等をチェックする。午後にはサイエンスSARUで、チェ・ウニョンさんに取材。

2017年10月27日(金)
バルト9で『コードギアス 反逆のルルーシュI 興道』を観る。話が詰まっているのに、ダイジェスト感があまりなく、よくできた総集編だ。TVシリーズよりも、ロボットアニメの部分を押し出している印象で、それを含めて楽しめた。

2017年10月28日(土)
昼間は原稿作業、オールナイトのトークの予習等。この日も池袋ではコスプレイベントがあったのだけれど、見に行く時間がとれなかった。ただ、事務所近くで『るろうに剣心』の志々雄真実が傘を差して歩いているのとすれ違った。
 夜はオールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 98 岩浪音響監督 ワンナイト・センシャラウンド! 一夜限定東亜重音!! ドミネーターサウンド!!!」。ちなみにこのイベントタイトルも岩浪さんにつけていただいた。トークの出演は岩浪さんに加えて、杉山潔プロデューサー(『ガールズ&パンツァー』)、瀬下寛之監督(『シドニアの騎士』)、塩谷直義監督(『PSYCHO-PASS サイコパス』)といった方々。皆さんがどんどん話を進めてくださって、司会の僕としては楽をさせてもらった。