８月後半の劇場上映作品を紹介しよう。猛暑が続く中、体調と相談しながら劇場に足を運んでほしい。
　16日（金）よりスタートするのが４作。



　『ねこのガーフィールド』はジム・デイビスによる著名キャラクターによる長編。これまでにＴＶシリーズや実写劇場作品は作られているが、長編アニメーションはこれが初めて。怠けものの猫・ガーフィールドは生き別れの父と再会。悪い猫に追われているという父を助けるため、外の世界に飛び出すことに。監督は『チキン・リトル』のマーク・ディンダル。アニメーション制作はイギリスのDNEGアニメーション。



　『ゼーガペインＳＴＡ』は2006年放映のオリジナルＴＶアニメ『ゼーガペイン』の後日譚を描く劇場用新作だ。最終決戦を経て目を覚ましたソゴル・キョウの前にあったのは冬の舞浜だった。記憶が欠けていることに困惑する彼の前に、新たな脅威・オルタモーダが出現する。これまで同様、監督・下田正美、脚本・高山カツヒコ、制作はサンライズ（バンダイナムコフィルムワークス）。



　『刀剣乱舞　廻　々伝　近し侍らうものら』は、歴史を守るために奮闘する刀たちを描いた人気ゲーム「刀剣乱舞」のアニメ化最新作。今年４月から５月にかけて放映された『刀剣乱舞　廻　―虚伝　燃ゆる本能寺―』の前日譚となる。へし切長谷部たちは、黒田官兵衛らが戦をすすめる備中高松城へと赴くが……。ＴＶシリーズから引き続き、脚本を末満健一、監督を市川量也が務める。３週間限定上映を予定。



　『KING OF PRISM　Dramatic PRISM.1』は人気作「KING OF PRISM」シリーズの久しぶりとなる劇場上映。2019年に劇場先行上映＆ＴＶ放映された『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』に新作パートを加えて再構成したものだ。プリズムのきらめきに魅せられ、頂点を目指す少年たちの姿をドラマチックに描く。監督は引き続き菱田正和が務める。
　なお、16日（金）からもうひとつ、注目のプログラムがスタート。『ソング・オブ・ザ・シー　海のうた』等で知られるアイルランドのスタジオ、カトゥーン・サールーンの特集上映が各地で組まれている。人気の長編に加えて、短編『レイト・アフタヌーン』と『モンスター・イン・マイ・キッチン』もあわせて上映される。後者の短編は日本初公開だ。
　翌週23日（金）からは２作品がスタート。



　『アイドルマスター　シャイニーカラーズ　2nd season　第２章』は人気ゲームのアニメ化で、ＴＶシリーズの先行上映。デビューを控える新メンバー・透たち、ソロ活動が忙しく、メンバーのすれ違いが多くなった恋鐘らアンティーカ、２８３プロのアイドルたちは新たな局面を迎えていた。３週間の限定上映を予定。



　『最強王図鑑　The Ultimate Battles　スペシャル上映　魂の叫び！』はＴＶアニメ『最強王図鑑』をスクリーンで上映する企画。古今東西の生物たちがもし戦ったらというシミュレーションを紹介する学研の人気図鑑の映像化だ。サンシャイン池崎が声の応援ゲストとして参加している。

≪劇場アニメリスト≫
2024年８月15日現在、編集部調べ