いよいよ７月改編期。今期スタートする番組は、編集部で確認した限り、55本（うち１本は８月よりスタート）。リストを視聴のお供にしていただければ幸いだ。

　ここではオリジナル作品に絞って紹介しよう。



　まず７月１日（月）深夜よりスタート予定が『NINJA KAMUI』。忍の組織を脱退したヒガンだが、ある日、何者かに妻子を殺されてしまう。復讐を誓い、彼はＦＢＩ捜査官のマイクとともに組織の謎を探る。『呪術廻戦［１期］』の朴性厚監督の最新作で、彼が設立したばかりのE&H productionが制作を担う。すでに今年の２月から海外向けの配信はスタートしているが、国内向けは今回が初お目見え。



　５日（金）深夜スタート予定が『異世界スーサイド・スクワッド』。ハーレイ・クインやジョーカーなど、アメリカのＤＣコミックスの悪役たちが、異世界に転生!?　『家庭教師ヒットマンREBORN!』のマンガ家・天野明がキャラクターデザイン原案を、『Ｒｅ：ゼロから始める異世界生活』の小説家・長月達平が梅原英司とともにシリーズ構成を担当。長田絵里はこれが初監督となる。アニメーション制作はWIT STUDIO。



　６日（土）深夜から始まるのが『現代誤訳』。津田健次郎と浪川大輔の声優ユニット「超電導ｄＢ」による企画で、偉人の名言を使ったコント番組だ。シリーズ構成はお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が担当。アニメーション制作はILCASHIPS。実写パートとアニメーションパートで構成されるという。



　７日（日）夜スタート予定が『菜なれ花なれ』。群馬を舞台に、チアチームを組んだ美空かなたら６人の少女を描く。「BanG Dream!」シリーズを手がけた柿本広大が監督・シリーズ構成を担当。『駒田蒸留所へようこそ』に続き、髙田晴美がキャラクター原案を務める。P.A.WORKSとDMM picturesによるオリジナル作品だ。



　８日（月）夜より放映予定が『真夜中ぱんチ』。こちらもP.A.WORKS制作のオリジナル作品だ。炎上中の動画配信者・真咲が知り合ったのはヴァンパイア!?　起死回生を狙って、決死の動画撮影に挑むことになるが……。監督は『パリピ孔明』の本間修。キャラクター原案はことぶきつかさ。シリーズ構成は白坂英晃。



　９日（火）夜よりスタート予定が『エグミレガシー』。こちらも声優が企画をつとめる番組。江口拓也の独特のテイストのキャラクターを元にしたギャグ作品。「貝社員」シリーズで知られるモリ・マサが監督を担う。アニメーション制作はスタジオアウトリガー。
　今期のオリジナル作品は、北米展開を前提にした作品と、声優が絡んだ企画、そしてP.A.WORKS作品ときれいに分かれた。それぞれの奮闘を期待したい。

《ＴＶアニメ新番組リスト》
2024年６月26日、編集部調べ