来週末はもう３月だ。
　３月１日（金）より公開の作品を２本紹介しよう。



　ひとつは『映画ドラえもん　のび太の地球交響楽』。３ＤＣＧや中短編を除いて、劇場長編『ドラえもん』の43弾だ。演奏会を控え、楽器の練習に苦闘するのび太は少女ミッカと出会う。彼女に誘われ、たどり着いたのは音楽をエネルギー源とする人工惑星・ファーレの殿堂だった……。監督は『宝島』『新恐竜』に続き今井一暁が三度登板。脚本は『さらざんまい』『リーマンズクラブ』シリーズ構成の内海照子が担当。音楽を主題に選んだ意欲作ぶりが予告編からも伝わってくる。



　もう１作が『パリピ孔明　Road to Summer Sonia』。奇しくもこちらも音楽がテーマだ。諸葛孔明が渋谷に転生!?　恩を受けた英子を歌手として売り出すため、軍師を買って出る。四葉夕卜と小川亮によるマンガが原作で実写ドラマ化もされた人気作だ。今回はＴＶアニメの総集編に新規ライブシーンを追加したという。監督は本間修、シリーズ構成は米内山陽子、アニメーション制作はP.A.WORKS。



　最後にもう１作。今週末23日（金）から新宿バルト９とＴ・ジョイ梅田の２ヶ所にて『シノアリス　一番最後のモノガタリ』の上映がスタート。スクウェア・エニックスとポケラボが共同開発したスマートフォン向けＲＰＧ「SINoALICE」のファンムービーだ。監督はアオキタクト、制作はイルカが担当。予告では「アニメ」かどうかは判然としないが、念のため紹介しておこう。

≪劇場アニメリスト≫
2024年２月21日現在、編集部調べ