11月半ばの劇場作品を紹介しよう。



　10日（金）からは『駒田蒸留所へようこそ』が公開。P.A. WORKSのオリジナル劇場用長編。キャッチコピーにも「P.A. WORKS『お仕事シリーズ』最新作」と謳われているように、シリーズかどうかはともかく、地方都市×働く女性という同社が追求してきたモチーフが展開される。父を亡くし家業を継ぐことになった駒田琉生。彼女は蒸留所の再建をかけて幻のウイスキーの復活に挑むのだが。監督は『有頂天家族』の吉原正行、脚本はライトワークスの木澤行人と中本宗応、キャラクター原案は高田友美、キャラクターデザイン・総作画監督は川面恒介が務める。製作はDMM.COM。



　同じく10日（金）から『銀魂オンシアター２Ｄ　バラガキ篇』がスタート。人気ＴＶシリーズ『銀魂』の真選組と見廻組の対立を描いたエピソードを再編集、おまけ映像を加えての劇場上映で、３週間限定を謳う。監督は藤田陽一。



　翌週17日（金）からは『鬼太郎誕生　ゲゲゲの謎』が公開。原作者・水木しげるの生誕100周年記念を謳い、アニメ『鬼太郎』として2008年公開の『日本爆裂!!』以来、久々の劇場長編となる。昭和31年、目玉おやじは行方不明の妻を追って哭倉村を訪れた。だが、そこでは村の有力者の跡目を巡り、惨劇が起きようとしていた……。『日本爆裂!!』も担当した古賀豪が監督、ＴＶシリーズ第６期でも活躍した吉野弘幸が脚本を担う。キャラクターデザインは『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた谷田部透湖。音楽の川井憲次はこれがシリーズ初登板となる。

≪劇場アニメリスト≫
2023年11月８日現在、編集部調べ