いよいよ今年も後半に突入だ。夏休みシーズンを迎えて大作が目白押しのシーズンだが、アニメも多彩なラインナップが予定されている。
　今週末７日（金）公開が２作品。



『バイオハザード：デスアイランド』はカプコンの世界的ヒットゲームが原作で、実写劇場作品など数多く映像化されてきた。劇場公開された３ＤＣＧアニメとして５作目となる。頻発するゾンビ事件の謎を追って、クリスたち対バイオテロ組織一行は監獄島として知られるアルカトラズへ向かうが……。監督は「海猿」シリーズの羽住英一郎、脚本は「PSYCHO-PASS」シリーズで知られる深見真が担う。QuebicoがＣＧ制作を手がけ、トムス・エンタテインメントがプロデュースする。



　『愛しのクノール』はオランダ製のストップモーション。ソーセージ祭が盛んな街を舞台に、少女・バブズとペットの子豚のクノールが巻き起こす騒動を描く。３月の新潟国際アニメーション映画祭でコンペインした作品で、子供向けのちょっと下品なテイストが持ち味だ。監督はマッシャ・ハルバースタッド。



　翌週14日（金）からは『五等分の花嫁∽』がスタート。春場ねぎのラブコメマンガが原作で、昨年、劇場長編がスマッシュヒットしたことも記憶に新しい。今回はＴＶスペシャルの劇場先行公開で、風太郎と中野家の五つ子姉妹の夏休みのエピソードが描かれる。ＴＶシリーズ１期は手塚プロダクション、ＴＶ２期および劇場長編はバイブリーアニメーションスタジオが制作を担当したが、今回はシャフトが制作を担う。監督は宮本幸裕。シリーズ構成は変わらず大知慶一郎。
　14日（金）公開がもう１本。宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』だ。すでに話題になっているように、本作は公開まで一切の宣伝・告知をしない方針となっている。今のところ公式サイトもない。吉野源三郎の同名著作にインスパイアされたオリジナル作品という以外、一切情報がない状況だ。上映予定の映画館については、東宝公式サイトのシアターリストを参照するとよい（https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/kimitachihadouikiruka.html）。

≪劇場アニメリスト≫
2023年７月５日現在、編集部調べ