『A KITE』『MEZZO FORTE』『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル』等を手がけ、国外での評価も高いアニメーション界の鬼才・梅津泰臣。「KISS AND CRY 設定集」は、梅津が劇場アニメーション『KISS AND CRY』の企画のために描いたキャラクターデザインや60枚を越えるイメージボードの全てを収録した資料集だ。『KISS AND CRY』は、『A KITE』(1998年)と『MEZZO FORTE』(2000年)の間に企画された作品で、当時は実制作に入ることはなく企画は凍結。凍結となっているが『KISS AND CRY』の企画は消滅したわけではなく、現在も他の作品と並行するかたちで内容が練り直されている。
本書は、2015年にイベント用小冊子として刊行された「梅津泰臣のうすい本」を底本として編集作業を行っており、収録されているキャラクターデザインやイメージボードの内容は同様のものとなっている。判型と奥付ページが異なり、判型がB5サイズからA4サイズになったことでより大きなサイズでイラストを収録した。
本書籍はAmazon、及び「アニメスタイル ONLINE SHOP」で発売する。アニメスタイルのイベント、一部の書店でも販売する予定だ。
■リンク
アニメスタイル ONLINE SHOP
http://animestyle.jp/shop/archives/2757
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4902948516
▼書籍データ
書名/「KISS AND CRY 資料集」
著者/梅津泰臣
編集/アニメスタイル編集部
サイズ・ページ数/A4判、48ページ
定価/2000円+税
発行/株式会社スタイル
▼梅津泰臣 プロフィール
監督&アニメーター。12月19日、福島県生まれ。血液型A型。千代田工科芸術専門学校卒業後、東映動画でアニメーターとして活動を始める。20代前半から劇場作品の原画、TV作品の作画監督として活躍。アニメーター時代の代表的な仕事が『メガゾーン23 PartII 秘密く・だ・さ・い』(1985年)、『キャシャーン』(1993年)、『GATCHAMAN』(1994年)、『新 破裏拳ポリマー』(1996年)等。監督作品のほとんどが、彼が原作も兼任したオリジナル作品である。主な監督作品に『ロボットカーニバル』の「プレゼンス」(1987年)、『A KITE』、『MEZZO FORTE』、『KITE LIBERATOR』(2008年)、『ガリレイドンナ』(2013年)、『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル』(2014年)がある。現在は新作の準備中。