ANIME NEWS

事件と作品で振り返る2022年
東映アニメーションの大躍進

 明暗ともに東映アニメーションの年だった。
 暗の部分を挙げれば、サイバー攻撃を受け、社内システムが使えなくなり、TV4作品が2ヶ月にわたって新作放映休止を強いられ、劇場作品も公開延期に追い込まれた。一方の明は、『ONE PIECE FILM RED』が、それまでの東映配給作品の記録を塗り替える歴史的な大ヒットに。12月公開の『THE FIRST SLAM DUNK』は、内容を秘匿する宣伝手法やキャスト変更が物議を醸したものの、蓋を開ければ、圧倒的な映像の力に絶賛の声が集中。公開延期の苦汁をなめた『DRAGON BALL超 スーパーヒーロー』も、3DCGを活かしながら原作の絵柄に近づけたビジュアルを見せ、興収20億円を挙げた。一般向けアニメ興行全盛期にあって、むしろ苦戦を強いられていた同社が、得意のマーチャンダイジングの分野で一般向けにチューニングを合わせ、大成功を収めてみせたのだ。好調の企業成績を背景に技術開発や企画への挑戦を怠らなかったのが、ようやく花開いたと言えるだろう。配給を手がけた東映は歴代配給成績を更新。労働争議華やかなりし頃、親会社の社長から企業体にとっての「がん」とやり玉に挙げられた過去を思うと隔世の感がある。
 劇場アニメは『ONE PIECE FILM RED』に加え、前年末の『呪術廻戦0』、新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』と興収100億円超が3本も登場。『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』もシリーズ最高額の97億円に達した。もはや、劇場アニメをまったく見ない人のほうが少数派という時代なのだろう。加えて、興収22億円の『五等分の花嫁』を筆頭に、『ゆるキャン▲』『ククルス・ドアンの島』『うたプリ』『SAOプログレッシブ』『転スラ』などがヒットの目安となる興収10億円を突破。『ドラえもん』『しんちゃん』も合わせ、興行界に活気をもたらした。
 対して、ディズニー・ピクサーの不振は深刻だ。待望の劇場公開を果たした『バズ・ライトイヤー』ですら興収10億円を超えるのがやっとだった。『ポケモン』の新作がなかったこととあわせ、ファミリー向けの劇場作品は岐路に立っている。
 一方で、ハリウッドメジャー以外の海外長編の公開が目についたのも今年の特徴だ。『アンネ・フランクと旅する日記』や『Flee』など良作が目白押しで、配給、興行側の尽力に敬意を表したい。
 100億円突破の劇場作品に好調『SPY×FAMILY』、話題の『チェンソーマン』と並べれば、「少年ジャンプ」ブランドの強さが光る。来年には『鬼滅の刃』の新シリーズも予定されており、80年代半ば、90年代前半と並ぶ、第3のジャンプ黄金期と言っても過言ではない。ただ、CloverWorks、WIT STUDIO、アニプレックス3社と組んだ企画会社を設立する一方、『チェンソーマン』はMAPPAの単独出資を許すなど、集英社のスタンスは作品によって様々だ。
 好調に見えるアニメ業界だが、コロナ禍には今年も苦しめられた。一時閉鎖に追い込まれた動画工房に象徴されるように、厳しい制作状況が各作品で続いている。年末には中国の政策転換による感染急拡大という要因も加わった。
 新たなフロンティアとして大きく期待を寄せられていた配信も、むしろプラットフォーム側の撤退の動きすら伝えられている。もっとも『はたらく魔王さま!!』など数年ぶり続編にもかかわらず、これまでのあらすじ等なく前作から続けての視聴を前提に作られており、作品構成に配信の影響が色濃くなっているのも間違いない。
 救いはオリジナルへのチャレンジが膨らんでいることだろう。配信『地球外少年少女』や劇場『グッバイ、ドン・グリーズ!』を始め、TVでも『Do It Yourself!!』などの意欲作が登場。『リコリス・リコイル』はヒット作となった。制作を担ったA-1 Picturesとグループ会社のCloverWorksはオリジナルに限らず意欲作を連発。今いちばん勢いのある制作会社といえる。なかでも『ぼっち・ざ・ろっく!』は、奔放なビジュアルと巧みな構成、丹念な演出で今年後半の話題をさらった。来年も意欲作に出会えることを期待したい。(B)

●1月

▼【出来事】飯田里穂、結婚(1日)
 声優の飯田里穂が結婚を報告。ほかに1月に飯田友子、7月に荒川美穂、高梨謙吾と有賀友利恵、10月に紡木吏佐と作曲家の本多友紀が、それぞれ結婚を報告している。
▼【ビジネス】TBSホールディングス、セブンアークスへ25億円投資(4日)
 年頭の社長挨拶で「アニメへの投資を本格化する」と明言。3Dと人材強化のため、25億円を投資するとした。
▼【TV】『からかい上手の高木さん3』放映開始(8日)
 4月からは『くノ一ツバキの胸の内』、7月から『それでも歩は寄せてくる』が放映、加えて『劇場版 からかい上手の高木さん』が6月10日公開など、山本崇一朗のマンガが途切れることなくアニメ化された。
▼【TV】『終末のハーレム』放映開始(8日)
 2021年10月放映予定だったが、「表現の精査が必要」として1話を特別放映したのみで延期になっていた。
▼【訃報】永沢まこと(8日)
 イラストレーター。肺炎のため。85歳。東映動画草創期よりアニメーターとして活躍、フリーとなってからも『九尾の狐と飛丸』『おそ松くん[第1作]』『ファイトだ!! ピュー太』で作画や演出に腕を振るった。イラストレーターに転身し、スケッチ画の指導書を数多く手がける。
▼【TV】『その着せ替え人形は恋をする』『明日ちゃんのセーラー服』放映開始(9日)
 ともにCloverWorksがアニメーション制作。特にビジュアル面でのこだわりが光る2本立て放映となった。『明日ちゃん』社内班担当回では、岡勇一の作画育成監督の肩書きも話題に。
▼【TV】『かぐや様は告らせたい』再放映で1期と2期を取り違えるミス(9日)
 この日2期1話を放映予定だったが、誤って1期1話を放映。
▼【訃報】水島新司(10日)
 漫画家。肺炎のため。82歳。野球マンガの第一人者として活躍。『男どアホウ甲子園』『ドカベン』『野球狂の詩』『一球さん』などアニメ化作品も多い。
▼【劇場】電影祭開催(19日)
 中国の劇場作品を配給する面白映画とシネマサンシャインを経営する佐々木興行が組んだ特集上映企画。好評を受け、東京・大阪で1年間続くかたちとなった。『明るいほうへ』などアニメーションも多数上映。
▼【イベント】毎日映画コンクール発表(20日)
 アニメーション映画賞に『岬のマヨイガ』、大藤信郎賞に『プックラポッタと森の時間』。
▼【訃報】恩地日出夫(20日)
 映画監督。肺がんのため。88歳。東宝で「あこがれ」「伊豆の踊子」を監督。TVドラマ「傷だらけの天使」でも知られる。アニメでは劇場『地球へ…』を監督。
▼【出来事】大友克洋全集刊行開始(21日)
 マンガ家・映画監督である大友克洋の仕事を集大成する企画。アニメでは『AKIRA』のコンテ集のほか、レイアウト&原画集が刊行された。
▼【出来事】諏訪部順一が新型コロナウイルスに感染(24日)
 他にも声優の感染報告が流行の大きな波がくるたびに今年も相次いだ。幸いにも重症化に至ったという報告はなされていない。
▼【訃報】小牧雅伸(24日)
 編集者。67歳。虚血性心不全にて。アニメック編集長として活躍。
▼【配信】『デリシャスパーティ・プリキュア』見逃し配信を発表(27日)
 2月に放映スタートする『デリシャスパーティ・プリキュア』について、プリキュアシリーズで初めて最新話の見逃し配信を行うと発表。
▼【配信】『地球外少年少女』配信開始(28日)
 磯光雄監督の15年ぶりの新作にしてオリジナル。全6話を3話ずつに分け、前編が同日から、後編が2月11日から劇場上映もされた。
▼【TV】『永遠の831』放映(30日)
 神山健治監督・脚本のオリジナル長編にして、WOWOW開局30周年記念作品。3月に劇場公開もなされた。

●2月

▼【訃報】石原慎太郎(1日)
 作家、政治家。膵臓がんを患っていた。89歳。デビュー作「太陽の季節」が芥川賞に選ばれ、ベストセラーとなった。政界に進出し、環境庁長官、運輸大臣や東京都知事などを務めた。アニメでは『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の原案を担当。
▼【ビジネス】スタジオジャイアンツ破産(2日)
 1975年創業。グロス受けのできるスタジオとして活躍。高橋ナオヒト、摩砂雪、鶴巻和哉、千羽由利子などの出身母体として知られる。2021年8月末に制作事業から撤退。事業は株式会社エレファントが継承した。
▼【訃報】新田早規(6日)
 声優。31歳。左三角脳室部髄膜腫のため。
▼【劇場】『呪術廻戦0』興収100億円突破(7日)
 昨年12月公開。最終的に興収137億円超の大ヒット作となった。
▼【訃報】上田敏也(8日)
 声優。88歳。TVアニメ草創期より活躍。代表作に『おじゃる丸』のトミーなど。
▼【訃報】細田暉雄(11日)
 アニメーター。脳溢血にて。82歳。草創期の東映動画に入社。『ハッスルパンチ』『ゲゲゲの鬼太郎(第1期)』『魔法のマコちゃん』等で作画監督を務める。
▼【訃報】大橋学(12日)
 アニメーター。73歳。東映動画、マッドハウスで活躍。代表作に『宝島』のオープニング、エンディング、劇場『グリム童話 金の鳥』、OVA『ロボットカーニバル』(CLOUD)など。
▼【劇場】『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開(18日)
 いしづかあつこ監督が脚本も担当したオリジナルの意欲作。
▼【訃報】下地志直(25日)
 プロデューサー。64歳。葦プロダクションを経て、ジーベックを設立、長く社長を務めた。同社のサンライズ売却と前後して、studioMOTHERを設立し、代表取締役となっていた。
▼【訃報】井上倫宏(28日)
 俳優・声優。食道がんのため。63歳。海外ドラマ「ER 緊急救命室」のマーク・グリーンで知られる。アニメの代表作に『MASTER KEATON』の平賀=キートン・太一、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のシュナイゼルなど。

●3月

▼【劇場】『屋根裏のラジャー』公開延期(2日)
 「制作の進行に遅れが生じている」ため。スタジオポノック制作で、今夏公開を予定していた。
▼【劇場】『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』公開(4日)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響から1年遅れでの公開。興収26億円超ながら、近年では『STAND BY ME ドラえもん2』と並び、最も厳しい結果に。
▼【劇場】『ブルーサーマル』公開(4日)
 小沢かなのマンガを橘正紀監督がアニメ化。東映が企画し、アニメーション制作をグループ外のテレコム・アニメーションが担うという珍しい座組。
▼【時事】TOHOシネマズが独禁法違反容疑で調査(4日)
 配給会社に対し圧力をかけた疑いで公正取引委員会から調査を受けた。この日、親会社の東宝が発表。
▼【訃報】志垣太郎(5日)
 俳優。心不全により。70歳。TVドラマ「あかんたれ」の主演で注目される。アニメでも『ベルサイユのばら』のアンドレ、『地球へ…』のソルジャー・ブルー、『エリア88』でサキを務めるなど、印象的な役柄が多い。
▼【イベント】第16回声優アワード(5日)
 主演男優賞が小野賢章に、主演女優賞が緒方恵美に贈られた。
▼【出来事】東映アニメーションに不正アクセス(6日)
 ランサムウェアの攻撃により、社内システムが使用不可能に。放映中のTVシリーズ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』『デリシャスパーティ・プリキュア』『デジモンゴーストゲーム』『ONE PIECE』の4作が3~4月にかけて新作放映を休止せざるを得ない状況になったほか、4月公開予定の『DRAGON BALL超 スーパーヒーロー』が公開延期になるなど、大きな被害が生じた。
▼【出来事】アニメ誌3誌の表紙がひとつづきの『鬼滅の刃』イラストに(10日)
 「Newtype」「アニメディア」「アニメージュ」の表紙を並べるとひとつづきのイラストになる趣向が話題に。
▼【訃報】日高政光(10日)
 演出家。監督作品に『獣戦士ガルキーバ』『ポケットモンスター』など。この日、演出家で同期の福田己津央がtwitterで明らかにした。
▼【配信】『私ときどきレッサーパンダ』配信開始(11日)
 ピクサー制作。劇場公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、Disney+での配信オンリーに変更となった。
▼【イベント】第45回日本アカデミー賞(11日)
 最優秀アニメーション作品賞に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が選ばれたほか、製作プロダクションを顕彰する岡田茂賞が京都アニメーション、東映アニメーションに贈られた。
▼【イベント】東京アニメアワード2022開幕(11日)
 コンペティション部門グランプリに長編部門『マード 私の太陽』、短編部門『語らない思い出』が選ばれた。
▼【イベント】第25回文化庁メディア芸術祭受賞作発表(13日)
 大賞にMahboobeh KALAEEの『The Fourth Wall』が選ばれた。また、8月に次回以降の作品募集を取りやめることが明らかになり、事実上の休止が伝えられた。
▼【ビジネス】サンリオ・辻信太郎会長退任を発表(15日)
 辻信太郎はサンリオ創業者。6月下旬に代表取締役会長を退くと発表。2020年に孫の辻朋邦に社長を譲るも代表権を保持していた。
▼【劇場】『映画おしりたんてい SHIRIARTY』公開(18日)
 「おしりたんてい」シリーズ劇場第4弾。これまでは「東映まんがまつり」内の1作だったが、初めて単独タイトル興行となった。
▼【出来事】ビーボ廃業(18日)
 ビーボは屋良有作が主宰する声優事務所。屋良の高齢にともない廃業する。
▼【劇場】『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』人気投票でお詫び(19日)
 固定的な女性観に批判が集まっていた。
▼【時事】NETFLIX日本法人が12億円の申告漏れ(21日)
 日本法人と海外法人の業務と利益配分が見合っていないとして、東京国税局から過去3年間にわたる申告漏れを指摘された。
▼【イベント】第94回アカデミー賞発表(27日)
 短編アニメーション賞に『The Windshield Wiper』、長編アニメーション賞に『ミラベルと魔法だらけの家』が選ばれた。
▼【TV】『おじゃる丸』25年スペシャルが深夜に放映(30日)
 選抜高校野球が雨で順延し、放映予定日の28日にも開催されることになったため、深夜3時7分からという異例の放映時間に。

●4月

▼【ビジネス】サンライズからバンダイナムコフィルムワークスへ社名変更(1日)
 グループの再編により、映像事業社をバンダイナムコフィルムワークス、音楽・ライブ事業会社をバンダイナムコミュージックライブに商号変更。サンライズはブランド名に。
▼【TV】「日5枠」復活(3日)
 MBS/TBSの日曜午後5時のアニメ放映枠が復活。『呪術廻戦』を再放映。
▼【TV】『パリピ孔明』放映開始(5日)
 P.A.WORKS初のマンガ原作作品。
▼【TV】『BIRDY WING ―Golf Girls’ Story―』放映開始(6日)
 稲垣隆行監督、黒田洋介シリーズ構成のオリジナル。女子ゴルフを題材にした奇想天外な熱血バトルものとして話題に。
▼【出来事】動画工房が1週間封鎖(6日)
 社内で新型コロナウイルス感染者が急増したため。同社がアニメーション制作を担当する『可愛いだけじゃない式守さん』は、7話以降の放映スケジュールが変更に。
▼【訃報】藤子不二雄A(7日)
 漫画家。88歳。藤本弘とコンビを組み、藤子不二雄として活躍。コンビでのヒット作『オバケのQ太郎』のほか、『怪物くん』『忍者ハットリくん』などアニメ化作品多数。
▼【訃報】松島みのり(8日)
 声優。膵臓がんのため。81歳。TVアニメ草創期より活躍。特に『キャンディ・キャンディ』のキャンディ役で知られる。
▼【TV】『SPY×FAMILY』放映開始(9日)
 集英社が運営するマンガ配信サイト「少年ジャンプ+」発のヒットマンガのアニメ化。キー局のテレビ東京が強力な宣伝を仕掛けたことも話題に。分割2クール放映の後、第2期と劇場版の制作が発表になった。
▼【TV】『おにぱん!』放映開始(11日)
 長沼範裕原案、WIT STUDIO制作のオリジナル。監督は太田雅彦。朝の子供向け情報番組「おはスタ」内で放映。
▼【配信】民放5系列、リアルタイム配信開始(11日)
 昨年10月から先行していた日本テレビ系に加え、残る民放4系列もプライムタイムを中心にTVerでのリアルタイム配信を開始。
▼【出来事】『七星のスバル』公式サイト改竄か(12日)
 『七星のスバル』のアニメ公式サイトに無関係の画像が掲載されていると話題に。2021年頃には現在の状態になっていたと見られる。
▼【劇場】『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』公開(15日)
 満仲勧がシリーズ初監督を務め、シリーズ史上最高額となる興収97億円を達成。
▼【劇場】『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』公開(22日)
 興収20億円超を久々に達成。来年は、実写畑の大根仁監督と白組制作による3DCG作品で、夏公開予定。
▼【イベント】庵野秀明に紫綬褒章(28日)
 学問・芸術分野で功績を残した者に贈られるもので、アニメーション分野では6人目。庵野は「これからもアニメや特撮文化に御恩返し出来る様、面白いアニメや特撮映像作りに携わり、アーカイブ事業を推し進めて」いくとコメント。

●5月

▼【TV】『虚構推理 Season2』放送延期(2日)
 2022年10月から放映予定だったが、諸般の事情により2023年1月に延期。
▼【劇場】『BUBBLE』公開(13日)
 荒木哲郎監督、虚淵玄脚本、WIT STUDIO制作のオリジナル。Netflixで4月28日から先行配信。
▼【劇場】『映画 五等分の花嫁』公開(20日)
 TVシリーズのその後、原作の最終回までを描き、興収22億円超のヒットに。
▼【出来事】実写劇場作品「ハケンアニメ!」公開(20日)
 辻村深月の小説を映像化。アニメ業界を舞台にした“お仕事もの”で、劇中に登場するアニメを大塚隆史監督らが手がけた。
▼【イベント】「新潟国際アニメーション映画祭」発表(23日)
 商業長編を中心とした催しで、2023年3月開催を予定。フェスティバル・ディレクターにKADOKAWAの井上伸一郎とジェンコの真木太郎が就任。コンペの審査員長を押井守が務める。
▼【劇場】『犬王』公開(28日)
 古川日出男の原作小説を湯浅政明監督が劇場アニメ化。
▼【ビジネス】企画・プロデュース会社JOEN設立(30日)
 CloverWorks、WIT STUDIO、集英社、アニプレックスの4社が共同出資し、企画・プロデュース会社を設立。代表取締役は福島祐一、中武哲也が務める。

●6月

▼【劇場】『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』上映開始(3日)
 安彦良和がTVシリーズ『機動戦士ガンダム』15話を翻案、監督を務めた。興収10億円を突破。
▼【訃報】竹内幸輔(8日)
 声優。45歳。お笑い芸人から声優に転身。『アイシールド21』の筧駿、『テニスの王子様』の天根ヒカルなど。
▼【劇場】『DRAGON BALL超 スーパーヒーロー』公開(11日)
 4月22日公開予定だったが、不正アクセスの影響で延期となっていた。興収24億円超を達成。
▼【訃報】滝沢久美子(11日)
 声優。心臓麻痺のため。69歳。『風船少女テンプルちゃん』のテンプル役で初主演。他に『銀河漂流バイファム』のケイト、『ふしぎの海のナディア』のグランディスなど。近年では『古見さんは、コミュ症です。』でヒロインの祖母・古見結子を演じていた。
▼【訃報】久保田雅史(22日)
 脚本家。ぶらざあのっぽ出身。『超GALS! 寿蘭』でシリーズ構成を担当。
▼【ビジネス】木谷高明、ブシロード代表取締役会長兼社長に(23日)
 木谷高明はブシロード創業者。2017年に社長職をゆずり取締役となるも、2020年に会長職となり、今回、会長兼社長に復帰した。
▼【訃報】渡辺宙明(23日)
 作曲家。心不全のため。96歳。アニメ・特撮作品を中心に映像音楽を広く手がける。「人造人間キカイダー」を皮切りに東映特撮ヒーロー番組で長く活躍、昨年も「機界戦隊ゼンカイジャー」を大石憲一郎とともに担当した。アニメの代表作に『マジンガーZ』『マグネロボ ガ・キーン』『野球狂の詩』など。
▼【ビジネス】森下孝三が東映アニメーション代表取締役会長に復帰(24日)
 2020年まで会長を務めた後、相談役に退いていた。高木勝裕社長も留任し、代表権を2人が持つかたち。
▼【配信】『BASTARD!! 暗黒の破壊神』配信開始(30日)
 「週刊少年ジャンプ」等に掲載された萩原一至によるマンガで、かつてOVAにもなった人気作。

●7月

▼【劇場】『バズ・ライトイヤー』公開(1日)
 「トイ・ストーリー」シリーズのスピンオフ作品。ピクサー制作作品が劇場公開されるのは2020年3月公開の『2分の1の魔法』以来2年ぶり。8月にDisney+にて配信開始。日本での興収は12億円超。
▼【訃報】レオニード・シュワルツマン(2日)
 ソ連・ロシアの美術監督。『雪の女王』の美術監督を担い、『ミトン』では監督も務めた。チェブラーシカシリーズのキャラクターの生みの親としても知られる。
▼【TV】『リコリス・リコイル』放映開始(3日)
 小説家アサウラが原案を務めるオリジナル。『WORKING!!』などで活躍したアニメーター足立慎吾の初監督作品で、人気を博した。
▼【出来事】『ラブライブ!スーパースター!!』声優3人を乗せたタクシーが事故(3日)
 伊達さゆり、Liyuu、ペイトン尚未の乗車するタクシーが交通事故に。大事をとり、生配信番組を中止するなど一部の活動をしばらく見送った。
▼【TV】『You0DECO』放映開始(4日)
 湯浅政明、佐藤大原案、霜山朋久監督、サイエンスSARU制作のオリジナル。
▼【TV】『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season』放映開始(4日)
 5年ぶりの続編。シリーズ構成以外、前作とスタッフ陣容に大きな変更はなかった。
▼【TV】『東京ミュウミュウ にゅ~』放映開始(6日)
 征海美亜と吉田玲子によるマンガが原作で、2002年にアニメ化されて以来、20年ぶりの再アニメ化。放映を前に3月には征海の訃報が伝えられた。
▼【訃報】高橋和希(6日)
 漫画家。沖縄県沖で人命救助中に事故死した。60歳。代表作「遊★戯★王」は作中のカードゲームが商品化され大ヒット。アニメシリーズは現在も新作が放映中。
▼【TV】『ちみも』放映開始(8日)
 シンエイ動画制作のオリジナルで、居候の魑魅魍魎と大家の三姉妹たちを描く、やや毒の効いたホームコメディ。放映終了後、監督のぴのあるとが高松信司の別名義であると明かされた。
▼【劇場】『映画 ゆるキャン▲』公開(8日)
 キャンプを楽しむ女子高生を描いた人気作の劇場版。社会人になったなでしこたちの奮闘が見物。興収10億円を突破。
▼【劇場】『神々の山嶺』公開(8日)
 夢枕獏の小説を谷口ジローがマンガ化した作品をフランスで映像化。日本に逆輸入するかたちとなった。
▼【TV】『てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』2話放映取りやめ(9日)
 「ダイトウリョウアンサツ」の話題を扱っており、8日に起きた安倍元総理大臣殺害事件を考慮したものとみられる。のち、9月10日に放映。
▼【出来事】虫プロダクションに建物明け渡し命令(13日)
 虫プロダクションは旧虫プロの社屋を受け継ぐかたちで営業していたが、2019年以降賃料の滞納が続いていたことから、貸主である手塚家が建物の明け渡しと賃料支払いを求めて東京地裁に提訴していた。
▼【TV】『はたらく魔王さま!!』放映開始(14日)
 9年ぶりの続編。シリーズ構成の横谷昌宏以外、スタッフ、制作会社が大きく入れ替わった。
▼【TV】『5億年ボタン 【公式】菅原そうたのショートショート』放映開始(15日)
 『gdgd妖精s』で知られる菅原そうたがプロデュースも含めキャスト以外の役職をほぼ1人で担当した異色TVシリーズ。
▼【TV】『異世界おじさん』放映日程変更(27日)
 制作を担当するAtelier Pontdarcほかでの新型コロナウイルス感染者急増を受けて、4話で新作放映を中断。7話まで放映したが、以後の放映を断念し、10月より1話から再スタート。しかし、12月に入り、中国で感染急拡大の影響から13話の放映を延期すると発表。
▼【OVA】『ストライク・ザ・ブラッドFINAL』2巻発売(29日)
 2013年にTVアニメが放映。その後、5期に渡ってOVAシリーズが作られ、原作最終巻までを描く、足かけ10年に渡る異例の長期シリーズとなった。
▼【訃報】小林清志(30日)
 小林清志は声優。肺炎のため。89歳。俳協の創設メンバーの1人で、アニメ草創期から活躍。「ルパン三世」シリーズでは最初期から近年まで長く次元大介を演じた。
▼【訃報】佐々木一浩(31日)
 アニメーター。自宅で心筋梗塞で倒れているところを発見された。60歳。アニメ・アール出身で、直近まで作画監督として活躍していた。

●8月

▼【配信】『風都探偵』配信開始(1日)
 デフォルメものを除き「仮面ライダー」シリーズの初のアニメ化。原作は青年誌に連載された「仮面ライダーW」の続編マンガ。監督の椛島洋介は仮面ライダー・ドーパントアニメーターも務めた。U-NEXTにて独占配信ののち、TV放映。
▼【訃報】大竹宏(1日)
 声優。急性心不全のため。90歳。TVアニメ草創期から活躍。『パーマン』ではすべてのアニメでパーマン2号を演じた。『マジンガーZ』のボス、『キテレツ大百科』のブタゴリラなど代表作多数。児童向け番組「ママとあそぼう!ピンポンパン」ではカータンの着ぐるみに入ってお絵かきなどのパフォーマンスも担当。
▼【時事】サンリオに13億円の追徴課税(2日)
 海外子会社の所得を本社と合わせて申告すべきと東京国税局から指摘され、約13億円の追徴課税処分を受けた。
▼【劇場】『ONE PIECE FILM RED』公開(6日)
 谷口悟朗監督が、それまで縁のなかった東映アニメーションで指揮をとるという異色の座組も話題に。興収180億円を超える大ヒットに。
▼【訃報】鵜島仁文(7日)
 歌手・音楽家。食道静脈瘤破裂により。55歳。『機動武闘伝Gガンダム』のオープニングテーマの作詞・作曲・唄を担当。
▼【劇場】25周年ポケモン映画祭(11日)
 新作公開の代わりとして、旧作3作を週替わりで上映。
▼【訃報】中島順三(14日)
 プロデューサー。84歳。映像制作会社を経て、ズイヨー映像に入社。日本アニメーションの創設に参加し、『アルプスの少女ハイジ』『フランダースの犬』『母を訪ねて三千里』『未来少年コナン』など、数々の作品をプロデュースした。
▼【TV】『シャインポスト』放映日程変更(16日)
 「主要スタッフの新型コロナウイルス感染者急増を受け」第7話以降の放送スケジュールを変更すると発表。
▼【訃報】清川元夢(17日)
 声優。肺炎により。87歳。海外TVドラマの吹き替えから特撮番組の怪人の声まで広く活躍。アニメでは『機動戦士ガンダム』のテム・レイ、『ふしぎの海のナディア』のガーゴイル、『新世紀エヴァンゲリオン』の冬月コウゾウ、『ご注文はうさぎですか?』のティッピーなど。
▼【イベント】ひろしまアニメーションシーズンズ開幕(17日)
 21日まで。グランプリにジョルジュ・シュビッツゲーベルの『ダーウィンの手記』。
▼【訃報】小林政広(20日)
 映画監督。横行結腸がんのため。68歳。小林宏一名義で『伊賀野カバ丸』『はーいステップジュン』の脚本を担当。
▼【出来事】データベース「アニメ大全」公開(25日)
 動画協会が監修。アニメNEXT100が運営する。
▼【訃報】小林七郎(25日)
 美術監督。うっ血性心不全のため。89歳。東映動画等を経て、小林プロダクションを設立。『ど根性ガエル』『ガンバの冒険』『家なき子』『うる星やつら2 ★ビューティフル・ドリーマー★』など多数の作品で美術監督を務め、長く第一線で活躍。数々の美術監督を育てたことでも知られる。
▼【TV】『ラブライブ!スーパースター!!(第2期)』8話放映延期(28日)
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、8話の放映を9月11日に変更。
▼【ビジネス】和田丈嗣が株式会社プロダクションIG社長に就任(30日)
 和田はWITスタジオの社長でIG取締役副社長から昇進。創業社長の石川光久は代表取締役会長に。

●9月

▼【劇場】『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』公開(2日)
 3年ぶりの劇場第2弾。アンコールパートを週替わりにするなどの仕掛けもあり、100万人を動員、興収18億円超に。
▼【TV】『インセクトランド』放映休止(5日)
 香川照之がプロデュース・声優を務める。暴行報道を受け、香川の各番組からの降板が続いていた。事実上の打ち切りに。
▼【時事】KADOKAWA関係者、贈賄容疑で逮捕(6日)
 2021年東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、KADOKAWA・元専務と担当室長を贈賄容疑で逮捕。元専務はメディアファクトリー社長として『劇場版ポケットモンスター』等のアニメ作品に名を連ねる。さらに14日にはKADOKAWA会長の角川歴彦が東京地検特捜部に贈賄容疑で逮捕された。歴彦は会長職を離れ、取締役も辞任。なお、東京五輪では、植野伸一社長らADKホールディングス関係者3人も別ルートの贈賄容疑で逮捕されている。
▼【劇場】『夏へのトンネル、さよならの出口』公開(9日)
 田口智久監督・脚本で八目迷による小説を劇場作品化。CLAP制作。
▼【配信】『サイバーパンク エッジランナーズ』(13日)
 今石洋之監督、TRIGGER制作。ゲーム「サイバーパンク2077」が原作で、Netflix独占配信。
▼【劇場】『雨を告げる漂流団地』公開(16日)
 石田祐康監督、スタジオコロリド制作のオリジナル。Netflixで同日配信開始。小学生、団地などの主要モチーフが『ぼくらのよあけ』(10月21日公開、黒川智之監督)と重なったことも話題に。
▼【ビジネス】TOHO animation STUDIO設立(17日)
 ゲーム開発のイルカと映像制作アニマ両社の子会社として設立されたTIAに東宝が出資し、社名を変更。
▼【イベント】オタワ国際アニメーション映画祭で『半島の鳥』『幾多の北』がグランプリ(25日)
 和田淳監督『半島の鳥』が短編部門、山村浩二監督『幾多の北』が長編部門。同映画祭はアヌシー、ザグレブと並ぶ、三大アニメーション映画祭のひとつ。
▼【ビジネス】Rakuten Content Centralを設立(26日)
 楽天グループが手がけるエンタテインメントプロデュースレーベル。同グループはこれまで『エスタブライフ グレイトエスケープ』『怪盗クイーンはサーカスがお好き』などに出資してきた。レーベル第1弾は12月より始まるTVアニメ『僕とロボコ』。

●10月

▼【TV】『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』放映開始(1日)
 テレビ東京「イニミニマニモ」内で放映。ストップモーションの話題作の続編。監督の見里朝希は今回は原案での参加。
▼【TV】『ぼっち・ざ・ろっく!』放映開始(2日)
 「まんがタイムきららMAX」連載マンガが原作で、4人の女子高生によるバンド活動を描く。監督は斎藤圭一郎、キャラクターデザインはけろりら、アニメーション制作はCloverWorks。実写すら取り入れる奔放なビジュアルと勢いのある作画、巧みな構成が話題に。
▼【TV】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』放映開始(2日)
 「ガンダム」TVシリーズで女性パイロットが主人公を務めるのは本作が初めて。監督は小林寛、脚本は大河内一楼。学園ものや企業内抗争、女性同士のパートナーシップなど、これまでのシリーズにない要素を大胆に配して話題に。
▼【ビジネス】円谷フィールズホールディングス株式会社発足(3日)
 遊技機事業の大手フィールズが持株会社制へ移行。名称を円谷フィールズホールディングスとして傘下に円谷プロダクション、デジタル・フロンティア、フィールズを置く。
▼【TV】『忍の一時』放映開始(4日)
 DMM picturesとTROYCAによるオリジナル。「真犯人フラグ」「あなたの番です」など実写TVドラマで活躍する高野水登が初めてアニメのシリーズ構成を手がけた。
▼【訃報】近石真介(5日)
 声優。91歳。老衰により。ラジオ・パーソナリティとしても活躍。アニメでは『サザエさん』の初代マスオ役が有名。
▼【TV】『ヤマノススメ Next Summit』放映開始(5日)
 5分枠、15分枠を経て、シリーズ4期目にして30分枠に。
▼【TV】『Do It Yourself!!』放映開始(6日)
 近未来を舞台にDIY部に所属する女子高生を描くオリジナル。監督は米田和弘。松尾祐輔は同時期の『ヤマノススメ Next Summit』でもキャラクターデザインを担当。PINE JAMが制作。
▼【TV】『アキバ冥途戦争』放映開始(7日)
 増井壮一監督、比企能博シリーズ構成、P.A.WORKS制作によるオリジナル。秋葉原を舞台にメイドたちが抗争を繰り広げる。“実録ヤクザ映画”を意識したつくりが話題に。
▼【劇場】『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』公開(7日)
 乙野四方字による表裏をなす小説を2作同時にアニメ化。松本淳×BAKKEN RECORD(タツノコプロ)、カサヰケンイチ×トムス・エンタテインメントがそれぞれ担う。
▼【TV】『ワッチャプリマジ!』放映終了(9日)
 2011年の『プリティ〜リズム』から中断を挟みつつ続いた通称「プリティーシリーズ」のTV放映が終了。
▼【TV】『BLEACH 千年血戦篇』放映開始(11日)
 10年ぶりのTVシリーズ。アニメ化されなかった原作の最終章を描く。
▼【TV】『チェンソーマン』放映開始(12日)
 藤本タツキ原作、「週刊少年ジャンプ」連載のヒットマンガのアニメ化。アニメーション制作を担当するMAPPAが単独で出資したのも話題に(制作・製作とクレジット)。
▼【TV】『うる星やつら(2022)』放映開始(14日)
 高橋留美子の出世作の再アニメ化。今年元旦に発表され、大きな反響を呼んだ。
▼【訃報】池田憲章(17日)
 特撮研究家。67歳。特撮・アニメライターの草分けとして、駒澤大学在学中より活動を始める。編著作に『アニメ大好き!』『ゴジラ99の真実』等。OVA『ロードス島戦記』、劇場『MAZE☆爆熱時空 天変脅威の大巨人』等ではプロデューサーを務めている。
▼【出来事】タツノコプロ60周年(19日)
▼【劇場】『劇場版 ソードアート・オンライン ―プログレッシブ― 冥き夕闇のスケルツォ』公開(22日)
 9月10日公開予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で制作が滞ったとして延期になっていた。興収10億を突破。
▼【イベント】文化庁映画賞映画功労部門に田村實、安彦良和(24日)
 この日、贈呈式が行われた。田村實は岡本忠成、川本喜八郎作品の撮影に従事。安彦良和はアニメーター、キャラクターデザイナー。
▼【ビジネス】クラフタースタジオがLDH JAPAN傘下に(24日)
 クラフタースタジオは博報堂傘下のCG会社で『あした世界が終わるとしても』などを制作。LDH JAPANはEXILEが所属する芸能事務所。
▼【時事】アニソン作曲家、強制わいせつ未遂容疑で逮捕(24日)
 作曲家の田中秀和が10代の女性にわいせつな言葉をかけるなどしたとして逮捕された。作曲集団・MONACAに参加し、「THE IDOLM@STER」「アイカツ!」シリーズなどに楽曲を提供。2021年に独立したのちも活躍していた。
▼【訃報】聖悠紀(30日)
 マンガ家。72歳。肺炎のため。代表作「超人ロック」は同人誌を出発点に長く描きつがれ、アニメ化もされた。『超電磁マシーン ボルテスV』『闘将ダイモス』でキャラクターデザインを務める。

●11月

▼【出来事】ジブリパーク開園(1日)
▼【出来事】楠木ともり、遺伝性疾患を公表(1日)
 楠木ともりは声優・歌手。『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』優木せつ菜役を降板するとし、エーラス・ダンロス症候群(関節型)であることを公表した。激しい運動をすると疼痛が生じやすく、継続的なライブ活動が困難であるという。
▼【出来事】高野麻里佳、活動制限へ(1日)
 高野麻里佳は声優。適応障害との診断が下り、治療を優先するため、活動をセーブすると所属事務所が発表。
▼【ビジネス】A-1 Pictures社長交代(1日)
 柏田真一郎が退任し、グループ会社Clover Worksの清水暁が社長を兼務するかたちに。柏田は制作統括を務めたオリジナル作品『リコリス・リコイル』がヒットしたばかりだった。
▼【TV】『メガトン級ムサシX』放映延期(4日)
 この日放映予定の18話の放映を18日に延期したほか、スケジュールの変更があいついだ。さらに12月下旬には、中国での新型コロナウイルスの感染急拡大のため、制作に遅延が生じ、収束の見通しがたたないとして、年明けの放映を再放映に切り替えることに。24話以降は2月3日より放映予定。
▼【TV】『ゴールデンカムイ』放映延期(8日)
 メインスタッフの1人が亡くなったため14日の43話以降の放映・配信を見送ると発表。来年4月より改めてスタート予定。
▼【劇場】『すずめの戸締まり』(11日)
 新海誠監督の最新作。東日本震災を正面からテーマに据えたことが話題に。12月25日に興収100億円を突破。
▼【訃報】梁田清之(14日)
 声優。57歳。がん療養中だった。『SLAN DUNK』の赤木役で知られる。
▼【出来事】富良野市議会委員会アニメ巡り決算を不認定(15日)
 富良野市議会算審査特別委員会で『邪神ちゃんドロップキックX』への出資が不認定に。作品内容に社会通念上許されない行為が多くあり、富良野のイメージを落としかねない、との意見が出された。なお、本会議では、最終的に議長裁決で決算が認定された。
▼【劇場】『ストレンジ・ワールド もうひとつの世界』公開(23日)
 ディズニー・アニメーション制作。日米同時公開。12月に配信開始。興収ランキングでは初登場7位で、翌週からランキング外に。
▼【劇場】『劇場版 転生したら スライム だった件 紅蓮の絆編』公開(25日)
 人気TVシリーズ初の劇場版。興収10億円を突破。
▼【TV】『「艦これ」いつかあの海で』4話放映延期(25日)
 『「艦これ」 Fleet Girls Collection KanColle 1944 いつかあの海で』4話が12月16日に放映延期に。本日から1~3話を再放映する。改編期よりひと月遅れのスタート、放映前日午後の放映延期発表と異例続き。

●12月

▼【配信】DMM TVサービス開始(1日)
▼【劇場】『THE FIRST SLAM DUNK』公開(3日)
 原作の井上雄彦自ら脚本・監督を務めた。公開まで内容が秘匿され、キャストを全面変更したことが物議を醸したが、公開3週目で興収40億円を突破する大ヒットに。
▼【訃報】水木一郎(6日)
 歌手。肺がんのため。74歳。歌謡曲デビューののち、『原始少年リュウ』の主題歌を皮切りにアニメ特撮番組の歌い手を務めるようになり、“アニメソングの帝王”とも呼ばれた。『マジンガーZ』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『ムーの白鯨』の主題歌など代表作多数。
▼【TV】『Fate/strange Fake』放映延期(7日)
 成田良悟による「Fate」シリーズを下敷きにした小説のアニメ化。A-1 Pictures制作で年末特番での放映を予定していたが「制作の都合で」延期に。
▼【劇場】宮崎駿新作、来年7月公開(13日)
 宮崎駿監督10年ぶりの新作となる『君たちはどう生きるか』が来年7月14日に公開されることが明らかに。東宝が来年のラインナップ発表会の席上で発表。吉野源三郎の書名からインスパイアされたオリジナル。
▼【訃報】御厨さと美(14日)
 マンガ家。74歳。人工透析中のけいれんにより。代表作『NORA』はOVA化され、自ら監督も務めた。『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』のメカデザインを担当、劇場『ゴルゴ13』ではCGディレクターを務めるなど多彩に活躍。
▼【TV】『ポケットモンスター(2019)』最終回(16日)
 136話をもって終了。湯山邦彦監督によるスペシャルエピソードをはさみ、来年1月からの『めざせポケモンマスター』全11回をもって、サトシピカチュウの冒険は終了し、4月から新たな主人公による新作がスタートすることが明らかになった。
▼【配信】『LUPIN ZERO』配信開始(16日)
 1960年代を舞台にまだ何者でもなかった少年ルパンを描く。酒向大輔監督の意向で、山下毅雄による『ルパン三世(1971)』の劇伴をベースに大友良英が音楽を構築。DMM TVが独占配信。
▼【訃報】鈴木陽斗実(18日)
 声優。26歳。がんのため。「キミコエ・オーディション」に合格、『きみの声をとどけたい』の琵琶小路乙葉でデビューしたほか、ユニットNOW ON AIRの一員としても活躍。
▼【訃報】大野松雄(19日)
 音響デザイナー。92歳。『鉄腕アトム』の音響効果を手がけたことで知られる。
▼【訃報】布川ゆうじ(25日)
 スタジオぴえろ(現:ぴえろ)創業者。75歳。下請け会社を経て、タツノコプロで演出を手がけたのち同社を設立、長く社長を務めた。2012年に会長となり、2014年に代表権をゆずり最高顧問に就任。
▼【出来事】紅白歌合戦にウタが出場(31日)
 第73回NHK紅白歌合戦に『ONE PIECE FILM RED』の登場人物であるウタが出場。