11月後半の劇場作品を紹介しよう。



　まず11月23日（水・祝）からは『ストレンジ・ワールド　もうひとつの世界』が公開。ディズニー・アニメーション・スタジオによる３ＤＣＧ作品だ。行方不明になった探検家の父親と違い、冒険嫌いで農夫のサーチャーだが、植物全滅の危機を迎えて、地底に広がるもうひとつの世界・ストレンジ・ワールドへと足を踏み入れる。監督は『ベイマックス』『ラーヤと龍の王国』のドン・ホール。『ラーヤ』で脚本を手がけたクイ・グエンが共同監督を務める。コロナ禍以降、ギクシャクした興行の続くディズニー・アニメーションだが、本作はどうなるか。



　続いて25日（金）より『銀河英雄伝説　Die Neue These　策謀』の第３章がスタート。原作は銀河を二分する大国の興亡を描く田中芳樹の人気小説。その再アニメ化シリーズ第４期もいよいよ大詰め。経済自治区フェザーンへと赴任することになった自由惑星同盟の若き武官・ユリアン。彼はヤン提督より密書を預けられていた。一方、銀河帝国の最高司令官ラインハルトは大規模侵攻作戦〈神々の黄昏〉をついに発する。監督は多田俊介。アニメーション制作はProduction I.G。



　同じく25日（金）より『劇場版　転生したらスライムだった件　紅蓮の絆編』が公開。ＷＥＢ小説発の大ヒット作がついにスクリーンに登場。サラリーマンからスライムへと転生したものの、その特性を活かして、次々と配下を増やし魔王への道を進むリムルのサクセスストーリーを描く。原作者・伏瀬自らストーリー原案を担当。リムルたちの元に助けを求めて現れたオーガの生き残り・ヒイロ。ベニマルの兄貴分という彼が身を寄せる小国ラージャが、危機に瀕しているというのだが……。脚本はＴＶシリーズより引き続き筆安一幸が務め、監督はＴＶ第１期の菊地康仁が担う。アニメーション制作はＴＶシリーズと同じく、エイトビット。

≪劇場アニメリスト≫
2022年11月16日現在、編集部調べ