今週末は５作品が上映スタート。ＴＶシリーズの再編集に、ファン向けのスペシャルムービー。３ＤＣＧ、海外の話題作とバラエティ豊かだ。

　一足早く９日（金）スタートが『劇場版マクロスΔ　激情のワルキューレ』。ＴＶシリーズ『マクロスΔ』の再編集版だが、新曲も披露されるという。総監督はもちろん河森正治、監督は安田賢司が務める。 　残る４作は翌日10日（土）スタート。

　『コードギアス　反逆のルルーシュ　II　叛道』は、こちらも人気ＴＶシリーズの再編集版で、新作に加え、再アフレコを施しているという。第１作に続き、130分を超える大ボリュームだ。

　逆に60分以内とコンパクトなのが、『劇場版ときめきレストラン☆☆☆MIRACLE６』。プレイヤーが務めるレストランに出入りする２組６人の男性アイドルとのやりとりが人気の女性向け携帯ゲームが原作。ファンムービーらしく、たっぷり歌と踊りが披露されるようだ。監督は今千秋。

　ある意味こちらもファン向けだろうか。宇宙生物バグと人類との果てしない戦いを描いた実写劇場作品を皮切りに、人気シリーズへと成長した「スターシップ・トゥルーパーズ」の新作が『スターシップ・トゥルーパーズ　レッドプラネット』。タイトルどおり、火星を舞台にミリタリー・アクションが展開する。前作『インベイジョン』に続き、本作も３ＤＣＧ。監督荒牧伸志と松本勝の２人。

　アヌシーを始め、国内外の受賞歴を誇るのが『ぼくの名前はズッキーニ』。スイス・フランスの合作によるストップ・モーション作品だ。母親から「ズッキーニ」と呼ばれ、虐待を受けて育った男の子の養護施設での生活を丹念に描く。ともすれば陰鬱になりかねない題材だが、人形ならではの豊かな表現力がそこを巧みに救っている。

≪劇場アニメリスト≫
2018年２月７日現在、編集部調べ