2018年最初の劇場作品情報をお届けしよう。今年は、公開日が告知されているものだけで、すでに40作品を超えている。５月の連休、夏の勝負作など公開日が判明していない作品がまだある中で、この数だ。今年の上映本数が昨年を抜くのは確実と言っていいだろう。脚本家・岡田麿里が監督に初挑戦する『さよならの朝に約束の花をかざろう』、山田尚子監督の『リズと青い鳥』、細田守監督の『未来のミライ』あたりが注目作だろうか。今年も様々な作品をなるべく余さず紹介していきたい。 　さて、今週末13日から公開となるのは４作品。

　『劇場版マジンガーＺ／INFINITY』は、マジンガーシリーズの最新作であり、ＴＶシリーズの「続編」という位置づけ。Ｄｒ．ヘルとの戦いから10年後、復活を遂げたヘルの野望に立ち向かうべく、兜甲児が再びマジンガーＺに乗り込む。監督は志水淳児。リファインされたＺの勇姿をスクリーンで目撃せよ。

　ロボットアクションでは『フルメタル・パニック！　ワン・ナイト・スタンド』もスタート。2002年放映のＴＶシリーズを３部作に再編集、昨年末の『ボーイ・ミーツ・ガール』に続く第２弾だ。フレームを16:9に調整、音響も疑似5.1ch化し、新作カットも追加してある。

　ＴＶシリーズの再編集では『劇場版　進撃の巨人　Season2　覚醒の咆哮』も公開。謎が謎を呼んだＴＶ第２期をギュギュッと凝縮して披露する。

　アクション巨編では『西遊記　ヒーロー・イズ・バック』にも注目だ。東京アニメアワードフェスティバルなどで評判となった中国製作の本格的３ＤＣＧアニメーションがついに公開。タイトルどおり「西遊記」をモチーフにし、中国国内で大ヒットを記録した娯楽作だ。

　海外作品つながりで、こちらも紹介しておこう。「長編アニメーションの新しい景色」と題した特集上映が、13日（土）より、東京・イメージフォーラムでスタート。最新の海外長編を中心に紹介するプログラムがメインで、近年の映画祭での評判作のほか、日本初上映となる作品も含まれる。「新感染　ファイナルエクスプレス」で世界的にブレイクした韓国のヨン・サンホがかつて手がけた初長編『豚の王』、『HAVE A NICE DAY』で注目を集めた中国のリュウ・ジアン監督による『PIERCING I』を含め、イラン、チェコ、フィリピンなどワールドワイドな作品が集結する。

≪劇場アニメリスト≫
2018年１月11日現在、編集部調べ