昨年発売し、好評をいただいた「吉成曜画集 ラクガキ編」に続き、吉成曜のラフスケッチ集の第二弾「吉成曜画集 ラクガキ編[手塚治虫キャラクター]」を刊行する。
この画集は、吉成曜がプライベートで描いてきたラフスケッチの中から、手塚治虫作品のキャラクターをモチーフとしたものを集めたものだ。吉成曜は2005年に復刻された手塚版の『バンビ』をきっかけにして、手塚作品の「画」に興味を持ち、一時期、集中して手塚作品を読んでいた。本書に収録したラフスケッチは、彼が手塚作品の「画」の魅力を探っていく過程で描かれたものだ。
本書には、自主制作アニメーション「手塚キャラ動かしてみました」を収録したBlu-ray Discが同梱される。「手塚キャラ動かしてみました」は総時間約3分の短編であり、BGMやセリフ等のないサイレント作品である。これは吉成曜が2008年から2009年にかけて発表したもので、作画のみならず、仕上げや撮影まで担当。集団作業による商業アニメーションの制作とは異なり、彼が一人で作り上げた作品だ。
「吉成曜画集 ラクガキ編[手塚治虫キャラクター]」は2017年4月20日(木)に発売予定。なお、この書籍は Amazonやイベント等での販売が主になる。 ごく一部の例外を除き、一般書店での販売の予定はないため、書店での注文はできない。ご注意いただきたい。
■書籍概要
書名/「吉成曜画集 ラクガキ編[手塚治虫キャラクター]」
著者/吉成曜
編集/アニメスタイル編集部
形式/Blu-ray Disc付き書籍
サイズ・ページ数/縦210×横285ミリ、170ページ
価格/3200円+税
発行/株式会社スタイル
■吉成曜プロフィール
アニメーション監督、イラストレーター、アニメーター。1971年5月6日生まれ、東京都出身。東京デザイナー学院卒。アニメーターとして『新世紀エヴァンゲリオン』『フリクリ』『まほろまてぃっく』『トップをねらえ2!』等で活躍。『天元突破グレンラガン』ではメカニックデザイン、『Panty & Stocking with Garterbelt』ではコンセプトアートやコンテ・演出を手がける。『リトルウィッチアカデミア』シリーズではTRIGGERと共同で原案(TV版では原作)を務め、さらに監督、キャラクターデザイン(TV版ではキャラクター原案)等を担当している。イラストレーターとしても活躍しており、『ヴァルキリープロファイル』シリーズでは実兄の吉成鋼と共同でキャラクターデザインを担当。現在はトリガーに所属。