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細田守監督の最新作は『バケモノの子』
少年を主役にしたアクション映画だ

バケモノの子  2014年12月11日、東宝試写室において細田守監督の最新作『バケモノの子(The Boy and The Beast)』の発表記者会見が行われた。

 『バケモノの子』は人間界【渋谷】とバケモノ界【渋天街(じゅうてんがい)】を舞台にした物語だ。メインビジュアルには主人公の少年と熊のような外見のキャラクターの立ち姿が描かれている。後者がバケモノの熊徹だ。バケモノの世界に迷い込んだ少年は、熊徹によって九太という名前を授けられ、想像を超えた冒険へと向かっていく。
 細田監督によれば、本作は「最近ではあまりない、子どもが修行して成長していく映画。王道でありつつ、新鮮な作品」であるそうだ。イメージした作品としてジャッキー・チェンやブルース・リーの映画を挙げていた。アクションシーンも数多く、エンターテイメント性の高い作品を目指す。
 また、細田監督は「子どもは親だけが育てるものではなく、周囲のたくさんの人たちによって育てられている」と語った。一児の親でもある彼が感じている「子どもの成長」が反映された作品になるようだ。

 絵コンテの作業は終了し、現在は作画などの作業が進められている。2015年6月の完成を予定しており、同年7月11日に公開となる。細田監督は原作と脚本も兼任。作画監督は今までも細田作品で腕を振るってきた山下高明、西田達三が務める。企画と制作は『おおかみこどもの雨と雪』に続き、スタジオ地図。なお、フランスの映画会社ゴーモン(GAUMONT)からオファーがあり、現時点でフランスでの劇場公開がすでに決定。アジアを除くインターナショナルセールスを同社が行う。
 公式サイトもスタートした。細田監督のコメントが掲載されている。来年の公開を楽しみに待とう。

「バケモノの子」公式サイト
http://www.bakemono-no-ko.jp/