ANIME NEWS

日本映像学会で「アニメーションの動き」について討議

 今週末8月10日(土)に日本映像学会の研究部会で「アニメーションの動き」についての討論が行われる。報告者として登壇するのは、本誌の連載でおなじみの片渕須直監督。現場で用いられる作画技術と、映像学・心理学の運動知覚の理論を橋渡しするのが狙いだという。発表では「「1コマ作画」「2コマ作画」「3コマ作画」の使い分けと、そのそれぞれから受ける感覚について、及び「先ヅメ」「後ヅメ」といった作画技術について紹介し、その効果について分析したい」というから興味津々だ。また同日には、先頃「少女と魔法」(NTT出版)を上梓した須川亜紀子による、アニメとジェンダーをめぐる発表も行われる。
 研究会の発表だが、片渕監督はひろく現場の方々の意見も聞いてみたいとのこと。興味を持たれた方は、問い合わせのうえ、参加してみてはいかがだろうか。

●関連サイト
日本映像学会
アニメーション研究会・映像心理学研究会合同研究発表会【8月10日】
http://jasias.jp/archives/1612