現在大ヒット中の『風立ちぬ』。宮崎駿の最新作ということもあって、関連書籍、関連番組も数多く展開している。８月３日22時からはＮＨＫ　Ｅテレ「SWITCHインタビュー　達人達」で、文筆家の半藤一利と宮崎駿の対談が放映される。これはおそらく、現在発売中の「文藝春秋」最新号掲載の対談と同じものだろう。また、８月26日のＮＨＫ「プロフェッショナル　仕事の流儀」でも宮崎監督が取り上げられる予定。
　劇場作品がらみでもうひとつ。今週発売となるアニメスタイル004でも巻頭特集を組んだ劇場版『とある魔術の禁書目録　エンデュミオンの奇蹟』だが、特別版と題して冒頭22分のオンエアが決定。８月９日深夜のtokyo mxを皮切りに、現在放映中の『とある科学の超電磁砲Ｓ』枠を利用しての顔見せだ（ＭＢＳのみ放映なし）。未見の方は、ゴージャスな映像を楽しんでほしい（http://www.project-index.net/news/hp0001/index00810000.html）。
　特別版といえば、この秋から放映開始予定の『ロボットガールズＺ』が０話と題したプロモーション映像を、現在ネット配信中だ（http://www.robot-girlsz.com/topics/）。『ロボットガールズ』は、東映アニメーションが数年前から展開してきた自社版権のスーパーロボットの擬人化作品。永井豪原作の『マジンガー』シリーズを加えての新展開に注目だ。
　ネット配信ではこの話題も忘れてはいけない。明日８月１日より、『スーラジ　ザ・ライジングスター』がニコニコ動画で無料配信を開始する（http://ch.nicovideo.jp/suraj）。『スーラジ』とは、講談社が国際事業として手がける、インド版『巨人の星』のタイトルだ。近年、アニメ業界では、アジア圏へ販路を広げようと様々な試みがなされているが、その代表的な作品。成否も含め、興味はつきないところだろう。