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中村健治監督の最新作は『ガッチャマン』新作シリーズ!

本日正午に、『科学忍者隊ガッチャマン』のオリジナル新作シリーズ『GATCHAMAN CROWDS』が発表された。『つり球』『モノノ怪』の中村健治監督によって、新たなヒーロー像が描かれる期待のTVシリーズだ。中村監督からのメッセージを含む、作品概要は以下のとおり。

※以下、リリース資料より抜粋


2015年の日本。初夏。第二の首都機能があり、18万人の人々が暮らす東京都立川市。この街を主舞台に、ヒーロー新生の物語が展開します。

■作品概要

タイトル:『GATCHAMAN CROWDS(ガッチャマンクラウズ)』
原作:タツノコプロ
フォーマット:TVシリーズ(30分枠×12話)
公開期間:2013年7月TV放送開始
公開方法:NTV系深夜枠放送予定
製作:ガッチャマンクラウズ製作委員会

■監督中村健治メッセージ

 世界は今、2つの新たな局面に差し掛かっています。
 1つ目は、有史以来初めて、僕らの心がネットにより可視化された事。可視化された心が起こす様々な問題や騒動をどう捉えていいか解らず、個人も社会もただただ戸惑っています。
 2つ目は、拡大した僕らの世界はあらゆる分野が細かく専門化され、1人の人間ではその全容を理解する事が不可能になっている事。それでも僕らは、1人の優秀なリーダーが全てを抱えてくれると盲信しています。

 この2つの事象は偶然なのでしょうか? 可視化された僕らの心は、何か良い事にも使えるのではないでしょうか?
 その事を考え、『GATCHAMAN CROWDS(ガッチャマンクラウズ)』という作品を描きたいと思います。

■スタッフ

監督:中村健治
代表作品:『つり球』(2012年)、『C』(2011年)、『空中ブランコ』(2009年)、『モノノ怪』(2007年)
 初監督の『化猫』で多くのファンと共に普段アニメを見ない層からも支持と注目を集め、直木賞受賞作アニメである『空中ブランコ』では、個性的キャラと実写を交えた映像で第9回映像技術賞 映像技術奨励賞を受賞。『C』では金融をモチーフとした異世界バトルで、親から子へ受け継いで行くべき未来の尊さを描き、昨年放映の『つり球』では観光地江ノ島を舞台に釣りという趣味を通して、心を通わせて行く不器用で純粋な少年たちの友情を瑞々しいタッチで表現し、ファンが聖地巡礼として江ノ島に集うという現象を生み出した。

シリーズ構成・脚本:大野敏哉
『つり球』(2012年)、『スイートプリキュア♪』(2011年)

キャラクター原案:キナコ
新進気鋭のイラストレーター

アニメーションキャラクターデザイン:高橋裕一
『つり球』(2012年)、『マクロスFRONTIER』(2008年)

メインスーツデザイン:中北晃二
『スーパーロボット大戦OG―ジ・インスペクター―』(2010年)、『獣装機攻ダンクーガノヴァ』(2007年)

アニメーション制作:タツノコプロ

■ガッチャマン(本作品設定)
生命体が持つ精神性特異能力が実体化した物体「NOTE」を力の源とする特殊な強化スーツを装着して戦う戦士の総称。地球のガッチャマンは評議会から派遣された宇宙人と、潜在能力を見込まれてスカウトされた地球人達で構成されており、評議会の定める保護観察処分に背いて地球に侵入する異星人犯罪者達から地球の資源と人々の生命を守っている。近年は評議会も正体を把握していない謎の存在「MESS」への対処が主な任務となっている。

■主人公:一ノ瀬はじめ(いちのせ はじめ)
11月24日生まれ ?型 16歳 身長155cm
立川市内の高校に通う2年生。アーティスト気質で、元気で明るく、パワフルでエネルギッシュ。マイワールド全開でつっ走って行ってしまう、良い意味でちょっと変わった子。特に文具が好きで、はさみやペンのフォルムに超萌える。清音が教育を任されるが、手にはまったく負えず、勝手に行動する。しかし『従来のガッチャマン達の活動では有り得なかった結果』を起こし、メンバーや世界に大きな影響をあたえていく。彼女にとってガッチャマンの活動は、異国の地への「旅」のようなもの。そこで得た刺激は、彼女には小さすぎた「現在の世界」拡張するものだった。

■橘 清音(たちばな すがね)
8月2日生まれ O型 身長175cm Gチーム暦5年
はじめの影響を受け、今まで考えが及ばなかった事も少し想像できるようになる。居合い抜きを使う、侍ボーイ。古風な性格で正義や常識、使命や選ばれた人間の責任を強く感じて生きている。はじめに対しては、女性に対する免疫が無くただでさえやりにくい相手なのに、様々なルールを気にしない奔放さと理解不能の価値観に翻弄される。はじめと行動を共にするうちに、徐々に彼女を理解し、共感が信頼、さらには恋心や憧れを抱き始める。

■枇々木 丈(ひびき じょう)
3月29日生まれ B型 29歳 身長187cm Gチーム歴10年
虚無感と絶望感を抱えており、人類に限界を感じている。はじめの影響を受け、生来の熱さを取り戻し本気になる。普段は市役所の「生活安全課」に勤めている。東京大学出身。公務員時はパリッとしたスーツと髪型、眼鏡のハンサム真面目男子で言葉遣いも丁寧。仕事をこなすのが早過ぎる為、午前中にすべての仕事を終え、午後はタバコをふかしていたりする。定時を越えて働かない記録を更新中。帰りながら、髪型をぐしゃっと戻し、眼鏡をしまい服も着替え、完全に雰囲気を変えてなじみのBARに足を運ぶ。はじめには少し距離を取りつつも「興味深いお嬢ちゃんだな~」と気に入っている。後に、はじめの突飛な思いつき等から、合理性や優れた所を感じ取るようになる。はじめを「お嬢ちゃん」と呼び、自分を「おじさん」と呼ぶ。冷めているが、本当は熱くなりたい男。

●公式サイト
http://www.ntv.co.jp/GATCHAMAN_Crowds/