2月12日、PRODUCTION I.Gの最新プロジェクト『攻殻機動隊ARISE』の製作発表会が行われた。士郎正宗による原作コミック、押井守監督による劇場長編『GHOST IN THE SHELL』、そして神山健治監督のTVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』に続く「第4の『攻殻』」というキャッチフレーズが冠された、話題の新シリーズだ。総監督をつとめるのは、PRODUCTION I.Gの看板アニメーターとして活躍してきた黄瀬和哉。
士郎正宗が書き下ろしたプロットをもとに、単独でシリーズ構成・脚本を担当するのは『マルドゥック・スクランブル』の冲方丁。謎のウィルス「ファイア・スターター」を巡る戦い、そして草薙素子率いる「公安9課」メンバーが唯一無二の精鋭チームとなるまでの物語が描かれる。
キャストは草薙素子役の坂本真綾をはじめ、これまでの『攻殻』シリーズから一新。ミュージシャンのコーネリアスが音楽を手がけるのも話題のひとつだ。PRODUCTION I.Gの石川光久社長は、会見の席で「I.Gの最終兵器・黄瀬を今こそ使うべきタイミングだと思った。3Dが世界的に主流となった今、2Dアニメの力を見せつけたい」と意気込みを語った。
シリーズは各話約50分・全4部作という構成。第1話「border:1 Ghost Pain」は、6月22日から2週間限定で劇場公開される(有料配信も同時スタート)。上映館では劇場限定版Blu-rayを先行発売。Blu-ray・DVDの一般発売は7月26日に決定している。
●スタッフ
原作/士郎正宗
総監督・キャラクターデザイン/黄瀬和哉
シリーズ構成・脚本/冲方丁
音楽/コーネリアス
メカニックデザイン/柳瀬敬之
3DCGI/オレンジ
3DCG監督/井野元英二
美術/Bamboo
美術監督/竹田悠介、益城貴昌
美術設定/加藤浩(ととにゃん)
プロップ・美術設定/荒川直樹
撮影監督/田中宏侍
音響監督/岩浪美和
編集/植松淳一
アニメーション制作/PRODUCTION I.G
●キャスト
草薙素子/坂本真綾
荒牧大輔/塾一久
バトー/松田健一郎
トグサ/新垣樽助
イシカワ/檀臣幸
サイトー/中國卓郎
パズ/上田耀司
ボーマ/中井和哉