ANIME NEWS

劇場長編のヒット相次ぐ。2012年アニメニュース

 昨年末からの『friends もののけ島のナキ』『映画 けいおん!』がともに10億を超える興行収入を上げるという明るい話題から始まった本年。国産3DCGアニメ、深夜TVアニメという、従来ハンディキャップと見られていた要素をはねのけてのヒットだった。それが呼び水となったように、本年は劇場長編の大ヒット作が相次いだ。細田守監督3年ぶりの新作『おおかみこどもの雨と雪』はまったくのオリジナルでありながら、興収40億を超える大ヒット。「監督の名前で観客を呼べる」映画監督の1人と見なされるようになった。また『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は公開されるや否や77万人を動員。その力をまざまざと見せつけた。さらにそれを凌ぐ大ヒットとなったのが『ONE PIECE FILM Z』であり、本年度邦画ナンバー1を争う驚異的な動員数を上げている。
 本年は劇場がアニメの発信地となるケースが他にも目立つ。イベント上映という形をとった『宇宙戦艦ヤマト2199』はスマッシュヒット。『宇宙戦艦ヤマト』でアニメーションディレクターを務めた石黒昇が亡くなったこともあり、「バトンの受け渡し」を意識させられる出来事だった。『マジック・ツリーハウス』『ももへの手紙』『虹色ほたる 永遠の夏休み』『映画 紙兎ロペ つか、夏休みラスイチってマジっすか!?』『グスコーブドリの伝記』『AFTER SCHOOL MIDNIGHTERS』『アシュラ』『伏 鉄砲娘の捕物帳』『GOTHIC MADE』『ねらわれた学園』等、TVシリーズや人気マンガ原作をバックに持たない、意欲作・異色作も多数公開されている。
 『ちびまる子ちゃん』放送1000回、『忍たま乱太郎』20周年など、ファミリー向けの長寿アニメが区切りのいい数字を迎えたのもこの年。両作に関わった芝山務は文化庁映画賞で顕彰された。顕彰と言えば、宮崎駿が文化功労者に選ばれたのもビッグニュースのひとつだ。
 その宮崎駿の新作『風立ちぬ』と高畑勲の新作『かぐや姫の物語』とが、来夏公開されることが発表された。両巨匠の監督作品が同時に発表されるのは『となりのトトロ』『火垂るの墓』の同時上映以来、四半世紀ぶりとなる。2013年はどのような年になるのだろうか。

1月

▼【ビジネス】情報サイト・アニメ!アニメ!買収(5日)
 アニメアニメジャパンが運営していたアニメ情報サイト・アニメ!アニメ!、アニメ!アニメ!ビズの事業を、ニュースサイト・RBBTODAYなどを運営するイードが取得。
▼【訃報】足立明(6日)
 放送作家。肺炎により、75歳で死去。『妖怪人間ベム』『遊星仮面』等に原作・脚本として関わる。人形劇団・劇団ピッカリ座代表を務めていた。
▼【訃報】玉木宏樹(8日)
 肝不全により。68歳。山本直純に師事し、作曲家として活躍。アニメでは『アニマル1』『花の係長』等。
▼【TV】『ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~』第1話放映休止(17日)
 中京テレビ「SKE48の世界征服女子」内にて放映開始の予定だったが、「諸般の事情により」休止。23日の第2話から放映開始となった。第1話は30日よりネット配信。その後も、いくつかの話数が放映中止となっている。
▼【イベント】毎日映画コンクール発表(18日)
 アニメーション映画賞に『蛍火の杜へ』、大藤賞に『663114』が選ばれた。
▼【出来事】アニメ演出家、匿名掲示板への書き込みで謝罪(31日)
 匿名掲示板で『エリアの騎士』に関し、制作進行を装い、演出家が不適切な書き込みをしたとして、制作会社dropと演出家による謝罪文が掲示された。

2月

▼【TV】『ちびまる子ちゃん』放送1000回(12日)
▼【イベント】和田淳作品に銀熊賞(18日)
 第62回ベルリン国際映画祭の短編部門で、和田淳監督の『グレートラビット』が銀熊賞を受賞。銀熊賞は金熊賞につぐ栄誉。

3月

▼【イベント】第6回声優アワード発表(2日)
 主演男優賞は平田広明、主演女優賞は悠木碧。また特別賞が、絵本読み聞かせキャラバン隊と故・川上とも子に贈られた。
▼【訃報】紗ゆり(6日)
 55歳。がんのため。声優として『クレヨンしんちゃん』『ザ・シンプソンズ』等で活躍。
▼【訃報】メビウス(10日)
 フランスのマンガ家。74歳。本名のジャン・ジローでも活躍。緻密な作風は世界的に影響を与えた。ルネ・ラルー監督のアニメーション作品『時の支配者』に美術デザインとして参加している。
▼【イベント】芸術選奨新人賞に長井龍雪(13日)
 メディア芸術部門で、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の功績により。
▼【訃報】石黒昇(20日)
 73歳。『宇宙戦艦ヤマト』のアニメーションディレクター、『超時空要塞マクロス』のチーフディレクター、『銀河英雄伝説』のシリーズ監督などを歴任。1978年にアートランドを設立、長年代表を務めていた。
▼【イベント】東京国際アニメフェア開幕(22日)
 前回(2010年)にくらべ、来場者数は25%減で、10万人を割った。雨模様の天候に加え、出展の減少などが響いたと見られる。
▼【ビジネス】トランス・アーツ倒産(30日)
 古参のアニメ制作会社だったが、事業を停止し、破産手続きが開始された。
▼【イベント】アニメコンテンツエキスポ開幕(31日)
 主催側の発表によると翌1日との2日間で、4万1千人以上を集めた。

4月

▼【TV】『ふるさと再生 日本の昔ばなし』放映開始(1日)
 ヘーベルハウス1社提供のオムニバス形式。ベテランや新人のクリエイター達が少人数で腕を振るい、多種多様なスタイルを見せた。
▼【TV】『聖闘士星矢Ω』放映開始(1日)
▼【TV】『LUPIN the Third 峰不二子という女』放映開始(5日)
 27年ぶりの『ルパン三世』TVシリーズ。意欲的なビジュアルが話題に。
▼【TV】『アクセル・ワールド』放映開始(7日)
 川原礫のデビュー作のアニメ化。7月には『ソードアート・オンライン』の放映もスタート。同じ作者の小説が同時期に競作されるかたちとなった。
▼【劇場】『宇宙戦艦ヤマト2199』第1章公開(7日)
 出渕裕総監督らスタッフ陣の創意と愛情溢れるリメイクが、かつてのファンを中心に反響を呼び、スマッシュヒットに。
▼【TV】『黒子のバスケ』放映開始(8日)
▼【訃報】青野武(9日)
 声優。75歳。多発性脳梗塞により。『宇宙戦艦ヤマト』の真田志郎、『DRAGON BALL』のピッコロ大魔王と神様、『ビックリマン』のスーパーデビル、『ちびまる子ちゃん』の友蔵(2代目)など、数々の役柄で知られる。2010年に脳梗塞を起こし、療養生活を送っていた。
▼【ビジネス】ウィーヴ、フリュー傘下に(17日)
 「ジュエルペット」シリーズ等のアニメの企画を手がけるウィーヴが、プリントシール機などを手がけるフリューの傘下に。
▼【劇場】『ももへの手紙』(21日)
 沖浦啓之監督、初のオリジナル作品。
▼【出来事】『ドラえもん』DVDを交換(23日)
 「ドラえもんTVシリーズ名作コレクションDVD ゆめの町ノビタランド編」「ドラえもんタイムマシンBOX1979」の回収・交換を小学館が発表。収録されている「一生に一度は百点を」に「当時の一部の制作関係者が記入した『いたずら書き』が」あり、それが「児童向けアニメーションにはふさわしくない言葉」であるため。報道によると、視聴した人から問題を指摘する手紙が届いたという。
▼【ビジネス】旭プロダクションとギャザリング、業務・資本提携(27日)

5月

▼【出来事】スタジオ・イースター社員、残業代不払いで提訴(17日)
 背景美術の制作会社スタジオ・イースターの社員3人が、残業代の不払いなどがあったとして、計約2700万円の支払いなどを求めて東京地裁に提訴。この日、第1回の弁論が開かれた。
▼【劇場】『映画 けいおん!』大ヒット(18日)
 昨年より続いていたロードショーが終了。最終的に興収19億を超えるヒットとなった。
▼【劇場】『虹色ほたる 永遠の夏休み』(19日)
 ジュブナイルが原作。東映アニメーションの異色作として一部で話題に。

6月

▼【ビジネス】ウィットスタジオ設立(1日)
 IGポートの出資により、Production I.Gの和田丈嗣、中武哲也が株式会社ウィットスタジオを設立。2人はこれまで『戦国BASARA』や『ギルティクラウン』などをプロデュースしている。来年春の新番組『進撃の巨人』を制作中。
▼【出来事】山寺宏一が田中理恵と結婚(17日)
 声優の山寺宏一と田中理恵がこの日入籍届を提出、翌18日未明にそれぞれのtwitterおよびブログで報告した。山寺は再婚となる。本年は声優の結婚報告が相次いだ。主なもので、小山剛志・下川みくに(2月14日)、河原木志穂(4月16日)、稲村優奈(5月22日)、神田朱未(7月20日)、辻谷耕史・渡辺久美子(同)、白石涼子(9月7日)、恒松あゆみ(同26日)、徳永愛(同30日)、門脇舞以(10月1日)、沖佳苗(同2日)、小菅真美(同20日)、佐久間紅美(11月14日)、伊藤静(12月5日)、山本麻里安(同12日)等。
▼【訃報】大工原章(17日)
 肺炎にて。94歳。1936年芦田漫画映画製作所に入社し、この道へ。戦後、日本動画社の設立に参加、同社を母体に東映動画が設立され、主力スタッフとして多数の作品で活躍。1980年にスタジオカーペンターを設立。
▼【出来事】加瀬政広、小説推理新人賞受賞(27日)
 アニメーターの加瀬政広が「慕情二つ井戸」で第34回小説推理新人賞を受賞。受賞作は江戸時代の大坂を舞台にした時代ミステリ。
▼【出来事】社員の不適切発言でTOKYO MXが謝罪(30日)
 社員がtwitter上で『AKB0048』放映について「会社の恥」と発言したのを問題視したとみられる。

7月

▼【出来事】山村浩二が川喜多賞を受賞(3日)
 第30回川喜多賞に山村浩二が選ばれる。同賞は、映画の発展と国際交流への功績を称えるもの。
▼【ビジネス】ドコモ・アニメストア開始(3日)
 NTTドコモと角川書店の出資によりドコモ・アニメストア設立、この日から携帯向けの配信サービスを開始した。
▼【イベント】特撮博物館開始(10日)
 スタジオジブリが協力、庵野秀明・樋口真嗣が監修を務める「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」展が東京都現代美術館でスタート。29万人の来場者を集めた。
▼【出来事】植村喜八郎に感謝状(12日)
 声優・俳優の植村喜八郎が、神田消防署から消防総監感謝状を贈られた。7月3日、JR秋葉原駅のホームで倒れている男性に救命措置をほどこしたという。彼は戦隊シリーズに参加した縁で、救命救急の講習を受けていた。
▼【劇場】『おおかみこどもの雨と雪』公開(21日)
 細田守監督3年ぶりの劇場長編。最終的に興収42億を超える大ヒット作に。

8月

▼【出来事】『プラトニック・チェーン』原作者に無断で配信(21日)
 渡辺浩弐原作の『プラトニック・チェーン』が、原作者に無断でネット配信されていることが発覚。
▼【訃報】広川和之(20日)
 アニメ演出家、57歳。自宅で8月10日ごろ亡くなっていたとみられている。『宇宙戦士バルディオス』『レンズマン』等で監督を務める。近年は廣川集一と名乗っていた。
▼【イベント】広島国際アニメーションフェスティバル開催(23日)
 今年で14回を数える。27日まで開かれ。グランプリに『ネコを埋葬するネズミを見た』が選ばれた。
▼【出来事】遠隔操作ウイルス事件にアニメ演出家が巻き込まれる(26日)
 大阪市のサイトに無差別殺人を予告する書き込みがなされた事件で、演出家の北村真咲が威力業務妨害の容疑で大阪府警に逮捕された。その後、第三者による遠隔操作の可能性が判明、9月21日に釈放、何人もが誤認逮捕、処分を受けた連続事件であることが発覚するという異例の経緯を辿った。

9月

▼【出来事】アニメミライ参加作品変更(3日)
 6月7日にアニメミライ2013の作品制作団体に選ばれた、ぴえろ制作、武藤健司監督の企画『TV家族 チャンネル・ジャッカー』が、制作会社の都合で採択を辞退、ゼクシズ制作、吉原達矢監督の『アルヴ・レズル』へ変更に。同作はBOX-AiR新人賞の第7回受賞作で、制作がすでに先行していた。
▼【出来事】『ココロコネクト』公式サイトでお詫び(4日)
 「ドッキリ企画」を模した宣伝に対し、担当声優の不満ともとれるトークを受け、ネットを中心に反発が広がっていた。
▼【出来事】萩原聖人と藤村知可の交際報道(13日)
 藤村知可は『うちの3姉妹』等で活躍する声優・俳優。
▼【イベント】芝山努、明田川進に文化庁映画賞(13日)
 文化庁映画賞映画功労部門に、芝山努と明田川進が選ばれた。同賞は「永年にわたり日本映画を支えてこられた方々に対する顕彰」を目的とする賞で、アニメ畑では一昨年の杉井ギサブロー、笹川ひろし、昨年の小林七郎に続く。
▼【出来事】メガミマガジン通巻150号(30日)

10月

▼【ビジネス】湯浅政明の新作短編がネットを通じ出資を募る(2日)
 湯浅政明が新作短編『Kick-Heart』を用意していることが発表され、あわせてクラウドファンディングサイトKickStarterにおいて、個人の出資を募り注目を浴びた。出資額によって様々な特典が用意されており、話題性もあって目標額をクリア。11月にはイベントでお披露目された。
▼【TV】『中二病でも恋がしたい!』放映開始(4日)
 原作は、京都アニメーションが自ら立ち上げた京都アニメーション大賞の第1回奨励賞受賞作にして、自社文庫レーベルKAエスマ文庫の第1回配本作。原作の募集、刊行、アニメ化までを全て自社で賄うという、例を見ない体制が話題に。
▼【TV】『銀魂’』シリーズ第3期(4日)
 3度目のTVシリーズがスタート。新作エピソード+再放映という変則的な構成。劈頭を飾った新作は銀時の偽者・金時が活躍するエピソードで、番組タイトルはもちろん、番組表まで『金魂』とする徹底ぶり。また、監修の高松信司は同時期に『超速変形ジャイロゼッター』『IXION SAGA DT』とTVシリーズ3作品に関わる事に。
▼【劇場】『劇場版 魔法少女まどかマギカ』2週連続公開(6日)
 この日から「前編 はじまりの物語」が、翌週13日から「後編 永遠の物語」が公開。2部作で興収10億を超えるヒットに。
▼【TV】『ガールズ&パンツァー』放映開始(9日)
 本作の他、『TIGER & BUNNY』『宇宙戦艦ヤマト2199』『機動戦士ガンダムUC』『黒子のバスケ』等、バンダイビジュアル作品の健闘が光った年だった。
▼【出来事】タツノコプロ50周年(19日)
▼【出来事】巡査部長、アニメ盗撮で書類送検(22日)
 福島県警の男性巡査部長が『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s』を盗撮した容疑で書類送検された。
▼【劇場】『009 RE:CYBORG』公開(27日)
 サンジゲンがアニメーション制作に参加。2D的な画面を狙った3DCGが話題に。
▼【訃報】石川進(29日)
 胃がんと肺気腫のため。79歳。歌手・司会等で活躍。アニメでは『オバケのQ太郎』『ど根性ガエル』の主題歌で知られる。また東映長編の傑作『長靴をはいた猫』ではペロを演じている。
▼【イベント】宮崎駿が文化功労者に選ばれる(30日)

11月

▼【TV】『忍たま乱太郎』『おじゃる丸』がコラボ(12日)
 『忍たま乱太郎』20周年、『おじゃる丸』15周年を記念して、12日、13日両日でコラボレーション企画が実現。
▼【訃報】荒川太朗(15日)
 声優。多臓器不全のため。56歳。
▼【ビジネス】勝股英夫、エイベックス入社(16日)
 9月30日でアニプレックス代表取締役を退任・退社した勝股英夫が、エイベックス・エンタテインメントに入社、映像制作本部副本部長兼同本部アニメ制作部長に就任。
▼【劇場】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開(17日)
 初日2日目で77万人を動員する大ヒットに。現時点で興行収入は40億を突破。
▼【出来事】新宿・池袋労基署合同でアニメ制作会社へ集団指導(26日)
 新宿・池袋の両労働基準監督署が、アニメ制作会社に対する集団指導を行ったことがこの日報道された。適正な労働時間管理に加えて医師面接などの過重労働対策に取り組むよう指示しているという。
▼【出来事】ソフト発売延期相次ぐ(29日)
 『ガールズ&パンツァー』2巻が「映像特典として収録予定のOVA第2話『サバイバル・ウォー!』の制作が遅延」したため発売延期に。また30日には『じょしらく』4巻が「久米田先生書き下ろし落語での情熱及びお色気がキングレコードとしての予想を遥か上回るもの」という理由で同じく発売延期となった。

12月

▼【イベント】第16回文化庁メディア芸術祭発表(13日)
 アニメーション部門大賞は大友克洋の短編『火要鎮』に。
▼【劇場】宮崎駿、高畑勲の劇場作品、来夏同日公開(13日)
 スタジオジブリの来年の新作が発表。宮崎駿の『風立ちぬ』、高畑勲『かぐや姫の物語』の2作で、来夏同日公開。
▼【劇場】『ONE PIECE FILM Z』公開(15日)
 土日で100万人、興収13億を超える破格のスタート。本年の興収ナンバー1を争うと見られる。
▼【劇場】『ガイキング』ハリウッドで実写化(19日)
 東映動画は、米国映画会社と共同で『大空魔竜ガイキング』の実写劇場版を目指すと発表。
▼【ネット】アニメバンチョー配信開始(19日)
 Youtubeがオリジナルアニメチャンネルを開設。今石洋之の新作『インフェルノコップ』等が公開される。
▼【訃報】ジェリー・アンダーソン(26日)
 83歳。アルツハイマー病を患っていた。イギリスで特撮人形劇「サンダーバード」、特撮ドラマ「謎の円盤UFO」等を製作、そのビジュアルは日本のアニメにも多大な影響を与えた。
▼【OVA】『HELLSING』完結(26日)
 「原作準拠」を謳い文句に2006年よりリリースを開始した『HELLSING』のビデオシリーズが、スタッフや制作会社の変更、発売延期等の苦闘を重ねつつも、ついに10巻をもって完結した。