日本の映画界を代表する巨匠の1人・木下惠介。その生誕100年を記念して、この秋、東京国立近代美術館フィルムセンターにて、大規模な回顧特集が組まれている。劇場作品はもちろん、著名なTVドラマシリーズ・木下恵介劇場の集中上映などを予定。アニメファンにとって注目は、木下監督が監修・脚本で参加したTVアニメ「赤い鳥のこころ 日本名作童話シリーズ」の一挙上映だ。「まんが日本昔ばなし」の成功を受け、当時盛んに作られた、いわゆる「まんが名作もの」のひとつで、芝山努、小林治、荒木伸吾など錚々たる面々が参加している。ビデオソフトになったものの、その後長らくソフト化の機会に恵まれていない。会期は9月30日~10月28日。入場料は一般500円。詳しい上映スケジュールは公式サイトを見てもらいたい。
●生誕百年 木下惠介劇場
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2012-10/kaisetsu.html