COLUMN

第434回 アニメで働くと「チクショー!」

先週の原稿を描いた後、盛大に風邪を引いてしまいましたが、
仕事します!


「風邪引いたくらいで休める?」かどうかは人それぞれで自由ですが、自分は働く! というだけの話。この「余程の事がない限り、学校・会社は休むべきではない!」体質は、月曜から土曜は毎朝6時から夜8時まで、日曜も半日は仕事をしてた父親の影響だと思われます。そう、40数年間ほぼ皆勤! の父親のです。つまり、

働く = 人生のスタンダードである!

となんの疑いもなく刷り込まれてるわけで、それは好きな画描きを仕事にしても「働く」には変わりない、という事です。だから昼間会社(スタジオ)でチェックしてる時や音響(アフレコやダビング)で出てる時、はたまた自宅でコンテ切ってる時、仕事場はコロコロ変わっても1日の総仕事時間を父親の1日分と同じにはしたいと自然に比べてます。他人からはバカに見えるかもしれませんが、子どもの頃勉強を教えてくれた事も、一緒に遊んだ記憶もほとんどない父親から俺が学んだ事と言ったら

「働く」という姿勢だけだからです!

 ま、でもそれはあくまで自分の都合であって、後輩に強要する事はありません。ただ、会社から仕事を受けて、スタジオの机を借りていながら締め切りをぶっちぎって連絡もつかなくなる(携帯にも出なくなる)とかは論外すぎるので、そんなのはお引き取り願ってます、こちとら!!

 で、話は飛びますが、今週放映だった

『てーきゅう』第57面「先輩と賢者の石」の
「チクショーッ!!!」は最高でしたね!

 まあ「焼き芋の日を改めたがる」かなえももちろん面白いんですが、最後のユリの叫びはいいでしょっ!! アフレコの時、ユリ役の渡部優衣さんに

最後の叫びは思いっきりよろしくっ!!

と言ったところ

渡部さんさすがの「チクショー!!」でした!