前々回の“各話演出をなくす”作り方は「取り敢えず『キミ越え』の時はそうやってみました」ってだけです。現在制作中の作品では「今度はこうしよう」と新しい改革をまだまだやってみています。
今年に入ってからは、各打ち合わせ類だけでなく、自分の作画講義も録画、それを編集して社内ライブラリーとしてスタッフが観れるようにしています。レイアウトや原画の描き方など、チェック中に気になったことがあった際、当事者——場合によっては同キャリアのスタッフも数名同席させて、会議室モニターに向かって実演しながら解説を加えます。
やっぱり、“実演”が重要! 口で言うだけ、文句つけるだけではダメ。実際自分自身手が速いほうではないのですが、その俺から見ても今の若手は描くの遅過ぎ! もちろん、働き方改革による労働時間の短縮だ~ハイビジョンに耐え得る作画だ~も理解した上で、です。下手すると原画2~3枚程度のカットが1日1カット上がってこない日があるくらい。なので一応キャリア30年以上(我ながら驚き!)の自分が、皆の目の前で描いて見せるのです!
友永(和秀)師匠が若き日の板垣にしてくれたように!
そして、友永さん・富沢(信雄)さん・田中(敦子)さんらテレコム・アニメーションフィルムの先輩方から教わったこと、それとプラスしてフリーの間にあちこちの達人から学び取った知恵・技術を全て後輩に残すつもりで、描きまくって喋りまくって、録画しています。もちろん、閲覧できるのは社内スタッフのみ、の門外不出案件(恥ずかしいし)。
で、その解説・実演の撮りが何本かあって、今回も時間が取れず短くて申し訳ありません。
また次回。