『沖ツラ』7話の続き。あれ、台風の件はやりましたよね? じゃ、“ハブ”話!
のっけから“ハブ”→“羽●名人”→“ハブ捕り名人”のややこしいリレーに笑わされました。もちろん、原作から笑わせてもらいましたが、アフレコで声が入って尚のこと、てーるーと喜屋武さんの間抜けなやり取りに改めて爆笑してしまいました。ハブ捕り名人のキャラも秀逸! 本当に空(えぐみ)先生のコメディー(ギャグ)センスには脱帽です。
が、このBパート冒頭、“通りかかる喜屋武さんと比嘉さんの“ハブ”の噂話を立聞きするてーるー“の場面、
マンガだと1コマにいくつも台詞(情報)がぶち込めるのに対して、アニメ(フィルム)は時間と共に流れていってしまうため、カット割りで整理するのが大変でした(汗)!
元のコンテがあまり上手くいってなかったので、俺の方で全面的に修正させてもらいました。原作をお持ちの方はアニメ版と比べて見てください。このシーンこそ、
マンガのコマはそのままアニメのコンテに引き写すことができない!
という良い例だと思いますし、上記の苦悩の意味が分かっていただけるかと。ま、でも言うほど悩まなかったかも。
あと、実在する“羽●名人”のビジュアルも見せられる部分ギリギリまで寄った気がします。「眼鏡まで入れたらダメ」とかなんとか、製作委員会から何度か注意された挙句が現状。
イタチ役比嘉さん登場のシーンで食べてるものが、演出か作画の勘違いで最初カボチャで描かれていて、空先生より「できたらミカンでお願いします」と委員会を通して要望いただきました(汗)。確かに原作のコマを見ると「イタチとの対比的にカボチャではなかろう」と演出に作画直しを発注。その際に“ミカン”を分かりやすくするために足下に“皮”を置く指示を俺の方で加えました。
なんにしても、メインキャラが各動物の着ぐるみで解説を進めるのは可愛くてナイスアイディア!
ま、結局『沖ツラ』は原作が凄く良くできてるので、どこまで読み込んでその面白さを再現できるか? が我々の腕の見せ所でした。当然の話ですが……。
さて、そろそろ『キミ越え』の続きやります!