アニメ『てーきゅう』のコンテは基本原作に準じてます!
それ以外、特に秘密はありません!
本作の場合、例えば「この作品ならではの個性的なショット」などをムリに作らずとも「制限時間90秒(オープニングが30秒なので本編尺はこんだけ)」によって自動的に個性的なアニメになります。何しろギュウギュウに内容詰まってますから。なので、
原作1話あたり55〜60コマある漫画を
30数カットのフィルムに組み替える際に使う知恵
こそが真っ先に求められるコンテ作業になります。30数カットというのも制作会社からの要請ですが、普通の30分番組でも当然同様の制約はあるものです。つまりこの作品はそれらの条件などが際立ってるからこそ、
ありとあらゆる「制約」こそが最大の敵であり味方でもあるのです!!
その上で心がけてるのは、カット切り替えが速いぶん、なるべく単調にならないように、各話必ず1回はちょっと変なカットを作ろうと意識してます。2話の「この味どこかで……う〜ん……あっ!」の縦PANや4話の「飲み物持ってくるからくつろいでて……じゃ、パジャマ貸して〜な……くつろぎすぎでしょ」の3段ワイプとかがそうです。シリーズ後半の方へいくにしたがって、原作の物量がじょじょに増していくため、カット割りの細工にひと苦労でした(過去形なのはコンテは8月で全話とっくに上がってるからです……て、前にも言ったか)。
あと、これもあちこちから訊かれた事ですが
尺が短いなら原作のネタを削ってでも「間」を作らなかったのか?
ですが、それは
すみません、別の作品のコンテの催促がきたので、続きは次週!
●『てーきゅう』公式サイト
http://te-kyu.com/
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