COLUMN

第880回 アニメ誌の取材~作監の依頼

 今日は色々なことがありました。まず、朝から某アニメ誌の取材。もちろん、現在制作中のシリーズのです。そして午後、某大手アニメ会社から作監の依頼。
 ここ数年は会社(ミルパンセ)と音響スタジオの往復がメインなワークスタイルのため、社内スタッフ以外の人と話をすることがめっきり減った上、仕事も忙しくなる一方だから友人らに電話すらできていません。なので、向こうから話しを聞きたい~だけでなく、仕事の依頼ですら良い気分転換に使わせていただきました!
 某アニメ誌の取材は、いわゆる“作品内容について監督が語る~いつものアレ”です。が、これもやっぱり作っている最中だ、と自分の考えを纏めるのに有効的に働きます。ライター(記者?)の方から質問され、それらに答えることで「あ、俺、今こんなこと考えてるんだ」と自分を客観的に見ることができて面白いモノです。来年の別シリーズ、さらにその次とまたよろしくお願いします。あ、写真はNGで。必要なら似顔絵提出します。
 余談ですが、自分は取材を受ける際“写真”は基本お断りしています。イベントで演者さんらと並ぶ際やTV番組取材での制作現場模様などでない限り——あ、後、海外からの取材で写真の断り方が分からなかった時以外は基本写真は撮られていないと思います。俺としては作品の宣伝のためが基本で、前者の演者さんと監督で~と言われると断りづらく、やっぱ「失礼かな?」と思ってかなり無理して壇上に上がります。実際それらの登壇の際は、毎回舞台裏でえずいてるくらいのあがり症なのです。番組なども何回かありましたが、飽くまで“制作現場ルポ”のスタッフ代表枠のつもり。雑誌取材における写真NGは、単純に自分自身が止めで保つ出で立ちだと思っていないからです。——って、10年以上前にも語ったのですが、お忘れの方も居るでしょうね……。
 で、次が某大手アニメ会社から作監の依頼。結果から言うと電話をくださった制作さんには「今、忙しくてお受けできません……」と丁重にお断りさせていただきました。

おそらく、何年も前の連絡先リストに片っ端から電話したんでしょう? でなきゃ俺のトコまでかけてきやしないでしょうから! 

と、作監探しに奔走する制作さんが気の毒で、お受けできない代わりに「作監がいないならウチならこうしてる~」的なアドバイス(提案?)をさせていただきました。余計なお世話かも知れませんが、

人手不足は知恵で乗り切る!

これが、会社同士がスタッフの奪い合いをしないで済む唯一の考え方だと、自分は信じています!

 ってとこで、また内容なくてすみません。仕事に戻る時間で……(汗)!