2019年6月9日(日)
昨日も暗いうちから散歩。午前中に原稿。午後は夏に刊行する原画集のための取材。夕方から吉松さんと打ち合わせを兼ねて食事に。
2019年6月10日(月)
夕方からの取材の予定があり、その予習で関連作品をずっと観ていたのだけど、諸般の事情で取材が延期に。関連作品の視聴を止めて、7月6日の片渕さんのイベントのために『若草物語 ナンとジョー先生』を観る。本放送時に印象に残っていて、いつか確認しなくてはと思ってたエピソードは20話「大きくなったら何になる?」だったようだ。絵コンテが片渕さんで、少しだけ『名探偵ホームズ』を思わせるアクションがある。多分、本放送時に「あ、『名探偵ホームズ』の人が絵コンテか」と思ったはずだ。ただ、改めて観ると記憶にあったほどは派手ではなかった。自宅でEcho Dotに「アレクサ、リラックマとカオルさんの音楽をかけて」と言ったら、サントラの再生が始まった。凄いな、アレクサ。
2019年6月11日(火)
三つの書籍とそれぞれの特典が同時進行で、その編集作業のために大物原稿がなかなか進まず。『どろろ』を最新話まで観る。どろろの裸は、女の子だと思って見れば女の子に見える感じにはなっている。『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』を1話から観る。最初の数話は前にも観たのだけど、前よりもずっと面白い。ネットを見ていたら、『新世紀エヴァンゲリオン』のビデオフォーマット版の新作カットって、『DEATH』の新作カットを流用したことになっているのね。オヒィシャルでアナウンスしたことはないんだっけ(オヒィシャルの表記はわざとです)。自分がdアニメストアを使い始めて5年であるらしい。お世話になっているなあ。この日の日記も、とりとめがないなあ。
2019年6月12日(水)
暗いうちから散歩。午後は原稿以外の作業で、大物原稿を進められたのは午前中だけ。里帰りしていたワイフが帰宅。古川日出男さんの「平家物語 犬王の巻」を、湯浅政明さんが長編アニメーション「犬王」として映画化することをネットで知る。湯浅さんが同時進行で数本やっているのは聞いていたけど、具体的な新作タイトルは知らなかったのだ。湯浅さん、多作だなあ。すごい。
2019年6月13日(木)
昨日も暗いうちから散歩。夕方から夏の書籍のための取材。取材の帰りにまた少し歩く。赤塚不二夫さんが常連だったという洋食ぺいざんに。赤塚さんが好んで食べたという「いちおしセット」をいただく。前から行ってみたかった店なのだ。
2019年6月14日(金)
早朝からワイフと散歩。その後は午後に新文芸坐で打ち合わせがあった以外はデスクワーク。夕方から「設定資料FILE」の構成。
このところ、移動中にスマホとKindleの組み合わせで「栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人」を読んでいる。まだ半分くらいだけど、かなり面白い。読んでいて思い出したのだけど、僕は中学の頃に、中島梓さんの文章を面白いと思っていた。どの媒体で読んだのかは覚えていないけれど、マンガについて書いた原稿で、刺激を受けた。ひょっとしたら、内容よりも語り口に魅力を感じたのかもしれない。気取らない感じで、だけど、本質的なことを書いていたという印象だ。「わかるわかる」「なるほどなるほど」と思って読んだ(はずだ)。栗本薫名義の小説で最初に読んだのは「ぼくらの時代」だ。この本は僕が中学2年の時に刊行されているが、当時は読んでおらず、高校か大学の頃に古本で読んだ。中学の時点で、中島梓と栗本薫が同一人物だとは知っていたけれど、僕にとっては「中島梓は別名で小説も書いている」くらいの認識だったはずだ。
『ガールズ&パンツァー』最終章第1話をAmazonのPrime Videoで観る。いやあ、よく出来ているなあ。これは文化の極みだ。全てのアニメの頂点だとは言わないけれど、頂点のひとつだ。
2019年6月15日(土)
暗いうちから散歩。原稿。ワイフと近くのTSUTAYA東池袋店の閉店セール初日に。開店直前に行ったのだけど、お客さんの行列が店の外に伸びて、TSUTAYAが入っているビルをぐるっと取り囲んでいた。中に入ってみると、店内は購入するビデオを抱えてお客さんでごった返していた。「ハリー・ポッター」シリーズ等を何本も持ったOL風の女性とか、深夜の人気アニメを大量に抱えた初老の男性とか。普段はなかなか見られない光景であった。僕は『伝説巨神イデオン 接触篇』『同 発動篇』を購入したかったのだが、まだレンタルから戻っていないのか店内にはなかった。『伝説巨神イデオン 接触篇』『同 発動篇』はレーザーディスクは買っているけど、DVDとBlu-rayは買おうと思っているうちに品切れになってしまったのだ。CSで録画したものは事務所にはあるけれど、DVDソフトがラックにあったほうが検索しやすい。ワイフは『惡の華』の後半の巻を購入していた。
その後、ワイフとユナイテッド・シネマとしまえんで『海獣の子供』を観た。僕は試写会を含めて三度目の鑑賞。『海獣の子供』が名作かどうかは別にして「偉大な作品」であるのは間違いない。後世に残ってほしい作品であり、残したい作品だ。昼からやっている居酒屋で呑んでから自宅に。外が明るいうちに就寝。