公開から足かけ4年経った今も、多くのファンに支持され、超々ロングランを続ける『この世界の片隅に』。新規場面を加えたもう1本の映画、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開も12月20日に控えている。
2017年8月、2018年8月に続き、本年8月にも、新文芸坐とアニメスタイルは『この世界の片隅に』を手がけた片渕須直監督の作品を集めたオールナイトを開催する。今回は監督作品の劇場長編『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』『この世界の片隅に』に加えて、『リトル・ニモ』のパイロットフィルムを上映する。
『リトル・ニモ』は55億円の予算と、長期に渡る期間によって製作された劇場作品である。内外の優秀なクリエイターが参加しており、日本のアニメ史で並ぶもののないビッグプロジェクトであった。その制作初期に3バージョンのパイロットフィルムが作られている。上映するのは3バージョンの中の「近藤喜文監督版」と「出崎統監督版」であり、「近藤喜文監督版」には、若き日の片渕監督がスタッフの一人として参加している。『リトル・ニモ』は彼自身にとって、大きな作品のひとつだ。トークでそのことについて語ってもらえるはずだ。
前売り券は6月15日から新文芸坐窓口とチケットぴあで発売となる。
なお、7月31日に 『リトル・ニモ』本編とパイロットフィルム3バージョンを収録したBlu-rayが発売される予定だ。
新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol. 118 |
開催日 |
2019年8月17日(土) |
開場 |
開場:22時45分/開演:23時00分 終了:翌朝6時15分(予定) |
会場 |
新文芸坐 |
料金 |
当日・一般2800円、前売・友の会2600円 |
トーク出演 |
片渕須直、小黒祐一郎(司会) |
上映タイトル |
『リトル・ニモ』パイロットフィルム(近藤喜文監督版、出崎統監督版) |
備考 |
※オールナイト上映につき18歳未満の方は入場不可 |
●関連サイト
新文芸坐オフィシャルサイト
http://www.shin-bungeiza.com/