COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
195 アニメ様日記 2019年2月17日(日)

2019年2月17日(日)
キッズステーションで放映された『幽★遊★白書』の新作「TWO SHOTS」「のるか そるか」を視聴。2本あわせて30分ほどの小品で、オープニングはなし。キャストとスタッフはエンディングでまとめてクレジットされる。キャラクターデザインは北山真理さんと渡邊敬介さんが連名で、総作画監督は丸藤広貴さん。監督と絵コンテは阿部記之さん。音響監督は森田洋介さん。作品として派手さはないが、外してはいない。ちゃんと『幽★遊★白書』になっている。飛影が邪王炎殺黒龍波を使う時に、BL影が入ってケレンのある画になっている(エフェクトもあの感じになっているカットもあり)ところも「わかっている」感じ。「のるか そるか」のサブタイトルの出方はTVシリーズと同様で、「TWO SHOTS」は違ったパターン。「のるか そるか」はTVシリーズの各話に連なるエピソードという意味か。エンディングで「ジョルジュ早乙女/西村知道」とクレジットされているけど、ジョルジュ早乙女のセリフはコエンマの脇で「あ⋯⋯ああ⋯⋯」と小声で言っているあれだけ? レギュラーを勢揃いさせるために呼んだのだろうか。

2019年2月18日(月)
昼に資料の雑誌をKindleで次々に購入し、次々に目を通す。後で確認したら、大した金額ではなかった。よかったよかった。『プリキュア』シリーズの『ハートキャッチプリキュア!』『ハピネスチャージプリキュア』以外の作品で、ショッカーの戦闘員のような戦闘員が出てくるシリーズがあったかどうかを事務所スタッフに確認してもらう。なんと、最新作の『スター☆トゥインクルプリキュア』に出ていたことが判明。確認してもらってよかった。

2019年2月19日(火)
「この人に話を聞きたい」原稿の仕上げ。久しぶりにタイマーをかけて作業をする。45分でセットして、タイマーが動いている間は原稿以外のことはしない。メールの返信も後回し。それを繰り返す。原稿のための確認で、またまた『ハートキャッチプリキュア!』と 『ONE PIECE FILM Z』を視聴する。夜はワイフと飲み放題30分299円の居酒屋に。ファミレスのドリンクバー感覚で、様々なお酒が飲み放題。ワイフの言葉を借りると「色んな意味でダメになりそう」。

2019年2月20日(水)
「アニメスタイル014」の見本が編集部に届く。2月25日発売です。よろしくお願いします。夜は平松禎史さんとイベントの打ち合わせ。アニメスタイルのイベントで、事前に打ち合わせをするのは珍しいことだ。

2019年2月21日(木)
池袋HUMAXシネマズで『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly』を観る。1本目同様に盛り沢山で、物語のボリュームが凄いのだが、流れが分かってきたこともあって、今回のほうが物語が追いやすかった。生々しいところもあって、それが新鮮だった。午後は馬越嘉彦さんと打ち合わせ。

2019年2月22日(金)
まなびwithのCMのナレーションが増山江威子さんだった。ちょっと嬉しい。取材の予習で『名探偵コナン』TVアニメの初期話数を視聴。画が違うのは分かっていたこととして、新一と蘭の関係性が今とまるで違う。2話で蘭は新一のことを「気になる」「大好き」と言っている。それがこの前のスペシャルで「わたし達 付き合ってるって 事で、いいん だよね?」にまでたどりついた。20数年かけてここまで関係が進んだのだなあ。
ササユリカフェの「ペンギン・ハイウェイ展」に行く。今回の展示も貴重な資料が沢山あった。キャラクターデザインの初期稿もよかった。ポーズ集が決定稿になるまでの過程は、石田祐康監督と新井陽次郎さんのやりとりがうかがえて興味深かった。ポスター案はおそらくは画描きではない、宣伝サイドの方の案も入っていて、それもよかった。

2019年2月23日(土)
昼間は床屋などのプライベートな用事が多くて、取材の予習は進まず。夜はオールナイト「新文芸坐×アニメスタイルVol.112 SPECIAL PROGRAM 幻魔・妖獣・迷宮・AKIRA!!」を開催。トークのゲストはりんたろう監督と丸山正雄プロデューサー。今回は『妖獣都市』のBlu-ray発売がきっかけのプログラムなので、上映の最初は『妖獣都市』。他は公開順に並べた。『妖獣都市』と『幻魔大戦』に関しては9割くらいのお客さんが初見で、それだけでもプログラムを組んだかいがあるというもの。