COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
185 アニメ様日記 2018年12月9日(日)~

2018年12月9日(日)
この土日は久しぶりにテキスト作業に専念できた。正直言って楽しかった。テキストだけをやれるのって、なんて楽しいんだろう。作業をしながら『やがて君になる』を最新話数まで観る。それから、Amazon Prime Videoのジャンクフィルムでドラマ「009ノ1」を観始めた。「009ノ1」は石森章太郎(現・石ノ森)原作の女性アクションもので、1969年に放送されたものだ。そういったドラマがあるのは知っていたが、観る機会に恵まれるとは思わなかった。3話「裏切り寝返り大合戦」は辻真先さんの脚本で、盲目の超能力少女が登場する。オチも含めて印象的だった。

2018年12月10日(月)
アニメージュ2019年1月号(vol.487)の発売日。「この人に話を聞きたい」第二百二回は森山洋さん。監督作の『メガロボクス』だけでなく、『ギルティクラウン』や『進撃の巨人』のイメージボードやデザインの話もたっぷりうかがった。「谷口淳一郎 アニメーション画集」校了。しかし、ひと休みする時間はなく、別の作業に。『レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~』を1話から観返す。寝る前にKindleで、平野耕太さんの「ドリフターズ」の最新の6巻を読む。猛烈に面白かった。

2018年12月11日(火)
引き続き『レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~』を観る。寝る前にKindleで、吉田戦車さんの「忍風! 肉とめし(1)」を読む。主人公はくノ一のハコベという女の子で、このハコベがいい。可愛いというのとはちょっと違う。あえていうと、存在感があるかな。いや、それだけでもないか。とにかくいい。それと、マンガの中に登場する「肉とめし」を食べたくなる。ちなみに「肉とめし」とは肉とご飯だけの食事のことだ。

2018年12月12日(水)
『レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~』を最新話まで観る。宇宙人の話(32話)と小説の中の謎を解く話(33話)が傑作で、そこから「レイトン教授と秘宝レリクス エピソード3」(34話)に繋がる流れが最高だった。「設定資料FILE」の構成をする。猛スピードで、なおかつ丁寧に。

2018年12月13日(木)
映画「ピクセル」をAmazon Prime Videoで観た。ながら観だったし、正直言うと、ゲームのネタもよく分からなかったかけれど、楽しかった。柳沢慎吾さんと神谷明さんの吹き替えがよかった。神谷さんの「俺だよ。モッコリちゃん」は『CITY HUNTER』パロディだけど、きれいにハマっていた。オタクの自己実現の話としては、それでいいの? とは思ったけれど、文句を言うほどの違和感ではない。オタクの自己実現の流れで、続けて「レディ・プレイヤー1」を再見する。

2018年12月14日(金)
特典小冊子「谷口淳一郎のうすい本」校了。「アニメスタイル014」と来年刊行する書籍の作業が進行中だ。

2018年12月15日(土)
WOWOWで綾瀬はるかさん関連作品の連続放送をやっていて、それを流しながら作業をする。「プリンセス トヨトミ」って、タイトルだけは知っていたけど、こんな内容の映画だったのか。寝る前にKindleで、植芝理一さんの「大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック」の3巻を読む。諸般の事情で、実の母親にときめいてしまう男の子の話だ。1巻を読んだ時には「ついていけない」と思ったのだけど、気がついたらその主人公に共感してしまっている。