COLUMN

154 アニメ様日記 2018年5月6日(日)~

2018年5月6日(日)
マチアソビ最終日。ブースを見て歩き、ロープウェイで眉山に登ったり。昼に食事をしながらの打ち合わせがあった。なんと、4月15日(日)に京都でやった打ち合わせの続きである。京都の続きが徳島だったのだ。夕方、食事をするためにホテルを出ようとしたら、エレベーターの前で知り合いの方達に出会い、入った居酒屋では隣の席に座っていたのが、仕事でお世話になったことのある方だった。マチアソビでは業界の方によく会うと聞いていたけど、本当だなあ。
 僕はマチアソビは初めてだった。エネルギーに満ちたイベントだ。それから、徳島がいいところで食べ物が美味しいのもよくわかった。

2018年5月7日(月)
徳島から東京に戻る。空港でも業界の方達と出逢った。そのうちの1人は10数年ぶりだった。徳島の空港の売店で、東京で買い損なっていた「少年サンデー」の最新号を見つける。綴じ込みで『名探偵コナン ゼロの執行人』のミニブック「ゼロの書」が着いている号だ。喜んで購入する。
 取材の予習で『ノーゲーム・ノーライフ』を観る。シリーズ前半を徳島のホテルで、後半を東京で観た。

2018年5月8日(火)
取材の予習でひたすらアニメを観る。『プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ』、『青い文学シリーズ』の「蜘蛛の糸」と「地獄変」、『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』。それからショートアニメ。『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』はよくできている。力作だ。

2018年5月9日(水)
昼までに『SUPERNATURAL: THE ANIMATION』のいしづかあつこ監督回を全話観る。念のために説明しておくと、『SUPERNATURAL: THE ANIMATION』は、シリーズ中に宮繁之監督回といしづか監督回があるのだ。イベントで吉松さんも言っていたけど、いしづか監督回には傑作が何本もある。その後、『宇宙よりも遠い場所』1話、2話を改めて観る。後の展開を知っていると、めぐっちゃんのひとことひとことがグッとくる。
 午後から「この人に話を聞きたい」の、いしづかあつこさんの取材。たっぶり予習したかいがあった。僕がいしづかさんに取材したのは、多分、14年ぶり。

2018年5月10日(木)
「Animage」の2018年6月号(vol.480)が届く。「この人に話を聞きたい」第百九十八回は佐藤卓哉さん。「設定資料FILE」vol.234は『ルパン三世 PART5』。今回の「この人」は自分にとって達成感のある記事となった。自分が関連していない記事で言うと、巻頭に高畑勲さんの追悼特集がある。まだきちんと目を通してはいないが、しっかりした作りの記事のようだ。リスト制作委員会が執筆を担当しているらしい。
 池袋HUMAXシネマズで『さよならの朝に約束の花をかざろう』を観る。試写会を含めると、スクリーンでの鑑賞は3回目だった。今まででいちばん楽しむことができた。そして、アニメーションとして、凄まじい仕上がりであることを再確認した。お話についても、ちょっと気づいたことがあった。最初にマキアが「跳ぶことができない少女」であり、レイリアは「跳べる少女」であることが提示される。普通なら、跳べなかったマキアが跳べる話になりそうだけど、マキアが跳べないなりの人生を歩んでいく。そういうところも面白いと思った。

2018年5月11日(金)
ゴールデンウィーク前からやっていたテキスト作業の大詰め。事務所スタッフに目を通してもらって、チェックに出す。

2018年5月12日(土)
「パシフィック・リム:アップライジング」をようやく観る。先に「レディ・プレイヤー1」を観たせいで、白いロボット像が出てきたところで「まさか、これに乗り換えるのか」と思ってしまった。「パシフィック・リム」の第1作公開時には「ロボットアニメの基準が変わった。今後はこれを目標にしなくてはいけないのか」と思ったのだが、今回はそういった危機感はなかった。と書くとビジュアルの出来が悪かったようだが、決してそんなことはなく、映像だけで入場料を払ってもOKなくらいの質とボリュームだった。