COLUMN

第922回 『沖ツラ』制作話~7話 “バナナ”と“標準語”

喜屋武さんの母、今回のアニメ化時点では原作同様、正体が明かされていません!

 という訳で、“バナナの樹液は乾燥すると赤くなる”が実際に見てみたかった板垣です。バナナ編ラストの走る子供らは篠衿花作監による全修でした。元気に動く芝居は絶対の信頼値で、現在制作中『キミ越え』でも同様にお任せしています。
 そして、長いCパート“標準語喜屋武さん”編。ここもコンテが真っ赤……。喜屋武さんが標準語を喋るってことは当たり前な話、本シリーズ初めての鬼頭(明里)さんによる標準語という訳です。もちろん、前作『いえれべ』の鬼頭さん(佳織役)は標準語ですが、お嬢様台詞なので、喜屋武さんとは全然違いましたから、今回はとても新鮮でした。そしてこの辺は市川(真琴)作画。手の描き方・デッサンに特徴有り。例えば、OPのラスト辺りやED「Best Friend」のラスト“延々と歩く二人~胸並びカット”までも市川さん。このCパートも“首を振って熱く訴えるてーるー”や“うちなーぐち比嘉さん”などの作画が光ってます! ただ、アクションの経験値が足りない分、“足元崩れて落下するてーる―”とかは俺の方で手伝いました。
 で、8話の話は次回(短くてゴメンナサイ)!

 『キミ越え』へ(汗)!