COLUMN

第863回 『(劇)ジョー2』の魅力(13)~『沖ツラ』PV

 もう少し……。

1:47:24~一度観客ガヤをF.Iにさせて、またF.Oしてからジョー(CV.あおい輝彦)の声が聞こえてきて、それ以降(1:48:10辺りまで)ガヤなしでジョーと葉子の会話に絞る音響演出、秀逸です!
1:47:40~ここの葉子、良い顔しています!
1:48:14~判定を聞かずにゆっくり目を閉じるジョー。原作だと、ちばてつや先生独特の“小さいコマ”で描かれているのに対し、アニメは出﨑監督独自の“ド寄り”! それぞれの表現媒体で最高の演出を見せてくれます!
1:48:29~ジョー以上にボロボロのホセ。しかも白髪……! 初見の時、相当衝撃的でした!! 悲しいとかではなく、それまで見たことのない人間を目の当たりにした体験、というか……。
1:48:55~ラストの曲——TV版も劇場版も両方それぞれに良さがあります!
1:49:10~はい、ここからが“ファンが気付いていても口にしない、葉子が落としたグローブ”問題のカット! まず1:49:10~1:49:19あたりまでは“両方右手グローブ”、そして一度跳ねてから1:49:21~ラストまでは“両方左手グローブ”(に見える)! スローモーションなのでミスがバレます。後に出﨑・杉野コンビによるOVA『B.B』(1990年)のオープニング~“B.Bがグローブを落としてるカット”が、この時の復讐戦かと思ったくらいの痛恨の作画ミス! これまでもあちこちで作画・撮影ミスを指摘しましたが、俺みたいな本物のファンは“数々のミスごと”愛して止まないのです!!  だって人間が作るものには失敗はつきものですから。自分が心底尊敬するスタッフの方々による失敗なぞ、丁度良いスパイスと言うモノよ! そもそも前回が862回目のはずのこの連載も“第861回”と間違えた(つまり第861回が2回になってしまった)のですから、他人様の失敗にとやかく言えた義理じゃありません。WEBアニメスタイル様の間違いでは無く、完全なる板垣によるミスでした。この場をお借りして謝罪させてください。本当に申し訳ありませんでした。そして数々の敬称略も、同様にご容赦ください。
1:49:25~で、エンディング。劇場版は“うんとロングまでT.B”で、TV版は“うんとアップまでT.U”の違い。今さら「ジョーの生・死」とかどうでもいい諸説なぞ、不要かと思います故、一先ずここまでということで!

 そして、現在制作中の『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(略称、沖ツラ)』の新PVと制作現場等がYouTubeに公式で上がっているらしいので、是非~!