COLUMN

第807回 『いせれべ』EDの話

 ——はい。対談記事を3週挟ませていただいて、本日より通常営業再開。と言ってもこの原稿執筆中の現在はまだ『いせれべ』最終話の制作超佳境。ラッシュチェックから原画・作監作業のお祭り騒ぎ中! とにかく駆け抜けます!!  で、OPに続いて、

ED(「ハチミツ」作詞・作曲・歌:スガシカオ)の話!!

です。まず、スガシカオさんの曲自体が作品内容と凄くマッチしていました。当初アニメ制作に際し原作者・美紅先生より我々スタッフに対しての唯一のご要望、「主人公・優夜の“優しさ”をしっかり描いてほしい」に、見事に応えた名曲だと思います。
 その分いつも以上に“曲を聴かせる”ための画作りするように心掛けました。具体的に言うと、カット数が全6カット。今までやったどのEDより少ないカット数です。

異世界と現実世界の狭間でそれぞれのメインキャラたちが優夜を待つ……

というコンセプトで、コンテを纏めました。原画は板垣・篠(衿花)で、作監が木村(博美)。レイアウトや振り向いた各キャラの止めを自分が描き、“見上げるナイト・アカツキ”や“歩いて来るルナ・美羽”などの動きは篠さんに描いてもらいました。あ、流れる雲は板垣がやりました——が自分的には失敗。リピート作画が巧くいってなかったですね、まだまだ修行が足りませんでごめんなさい(汗)。
 あと、OP同様、木村作監に頼ったEDでもありました。やっぱり、木村の画は艶があって、圧倒的に長尺の止めに強い! きっと、最終話まで良い仕事・大活躍することでしょう!

 で、間髪入れず自分は7月からは次シリーズ、さらにその次シリーズのシリーズ構成・脚本作業(2本同時進行)に!

 しかし、その前に

今度こそ休み数日取って、自分にとって名古屋とは別のもう一つの故郷(両親の実家)・“山形”に行きたい!

ってことで、再開早々また短くて申し訳ありません! 仕事仕事!