COLUMN

第802回 『いせれべ』佳境!

『いせれべ』の制作も佳境で(汗)!

 なんとなく前回に続き、もう少々オープニングの話——カット頭から。
 冒頭の異世界への扉が開く【c-001~004】、まあベタにやりました。で、【c-005】歌詞の一部とリップシンクロ。初監督『BLACK CAT』でも似たことをやってました、そう言えば。
続いて【c-006】例によって“OP内サブタイトル”。これも初期の監督作品からずっとやってます。『てーきゅう』までも全期これ。たとえワンパターンだと揶揄されようとも、フィルム全体の構成として、やっぱりサブタイトルはOP内なのが好き。単純に

OPでそのアニメが始まったのに、CM開けに“もう一度改めて始める”感がまだるっこしい!

てだけ。
 【c-007】雑踏の中の優夜、変身前~変身後。自分がどれだけ変わっても、世界にはなんの影響もないモノです。【c-008~010】ナイト・アカツキ・ウサギ師匠ら、モフモフ系マスコットキャラの紹介~矢継ぎ早に。ウサギ師匠対優夜のアクションはコンテに自分で画を足してラフ原、森亮太君がそれを清書した後、木村(博美)作監。勢いだけ……。
 【c-012】デブ~イケメンに劇的変身——サンジゲンさんの撮影に助けられたカットです。本当に感謝! 【c-013~015】メインキャラ紹介。とにかく“走って! 回り込んで! 髪・スカートなびく!”紹介だけはやりたくない、と!
 【c-016】またリップシンクロから、今度はレクシア。正直ここ苦労した記憶があります。何しろ今回のアニメ化範囲に於いて、ネタバレしない範疇で描いていいアクションが、各キャラの内容的に限られているからです。だからカット尻、珍しく歌詞に合わせて大量の“花弁”が舞ってる訳。ここも木村作監に救われてます!
 【c-017】やっぱり、優夜の人格形成に多大な影響を及ぼしたはずのお爺ちゃんの死は入れたかったです。【c-018】双子の弟妹に見下され続ける優夜(変身前)。“虐め”についてはまた改めて回を設けるつもりです。【c-019】矢を放つ少女~寄ってリップシンクロ。ここは原画まで自分で描きました。

 ——てとこで、残り&総括はまた次回。仕事に戻ります。