COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
371 アニメ様日記 2022年7月3日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2022年7月3日(日)
ワイフとグランドシネマサンシャインに。午前7時35分からの回で「バズ・ライトイヤー」【IMAXレーザーGT吹替版】を鑑賞。子ども向けの冒険活劇かと思ったら、予想よりもずっと大人向けだった。フルサイズIMAX画角(1.43:1)のシーンは多かった。そして、後半のフルサイズIMAX画角がよかった。
新番組を色々と観る。『てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』の「!」の数は15個。ちぃ、覚えた。

2022年7月4日(月)
この日は早朝ではなくて、深夜から散歩に。午前3時にワイフとマンションを出て、目的地を決めずに新宿に向かって歩く。ドン・キホーテ新大久保駅前店で買い物をして、ワイフが島寿司が食べたいというので、歌舞伎町の磯丸水産で朝食。午前5時の磯丸は若い男女が元気に語らっていて、不思議と楽しいムードだった。
この日に録画で観たTVアニメの1話は「BLEACH ANIMATION BEST」『ユーレイデコ』『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』『RWBY 氷雪帝国』『シュート! Goal to the Future』『森のくまさん、冬眠中。』。この日に録画で観たTVアニメの最終回は『魔法使い黎明期』『まちカドまぞく 2丁目』。他には継続番組の『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』『ちびまる子ちゃん』『サザエさん』の最新話を観た。『森のくまさん、冬眠中。』はやたらと濃かった。『シュート! Goal to the Future』って原作の再アニメ化ではなくて、その後の話なのね。『RWBY 氷雪帝国』の1話は好印象。『魔法使い黎明期』最終回は演出がベテランの波多正美さんだったことに驚き。

2022年7月5日(火)
書籍編集のスケジュールを組み直すのも零細出版社の社長&編集長の仕事なんだけど、根が編集者兼ライターなので、こういうことばかりやっていると仕事をしている気にならない。自分の原稿も進まない。
仕事の合間に新文芸坐で「天使のはらわた 赤い淫画」(1981/67分/35mm/R18+)を観る。プログラム「追悼・石井隆 堕ちゆく者たちの美学Vol. 1」の1本。これは面白かった。いきなり話は飛躍するけど、最近のTVアニメは分かりやすさが最優先で、変わった構図とか、変わった演出とか激減したなあと思った。勿論、分かりやすさを優先すること自体は悪くないのだけれど。

2022年7月6日(水)
緊急社内Zoom打ち合わせがあったりして、慌ただしい日。ではあるが、夕方はワイフと鬼子母神の夏市に。夏市は賑わっていた。池袋でこんなに中学生や高校生が大勢いるのを見たのは久しぶり。
「マツコの知らない世界」の「世界から見る!アニソンの世界」が面白かった。番組としても面白かったんだけど、ゲストのユリコタイガーさんが面白かった。『ダンベル何キロ持てる?』のジーナ・ボイドのようだった(悪口ではない。ジーナよりも「こっち側」だけど)。ユリコタイガーさんは自分の名前について百合子と『とらドラ!』の大河の合成だと言っていたけど、『無責任艦長タイラー』の「ユリコ・スター」と「タイラー」のひっかけもあるのではないかなあと思った。

2022年7月7日(木)
グランドシネマサンシャインで「エルヴィス」【IMAXレーザーGT字幕版】を観た。長い映画なので観るのを躊躇していたが、観てよかった。凝りに凝った豪華な映画で、物語も楽しめた。コンサートシーンの臨場感もよかった。映画終了後に、ロビーで昔からの友人であるライターさんとバッタリ。同じ回を観ていたらしい。
『異世界おじさん』1話を観た。原作既読。僕個人としては100点満点以上の内容だった。子安さんの声も芝居も素晴らしい。少なくとも僕にとってはイメージが原作のおじさんから外れていないし、なおかつ、人間的な魅力が増している。演出もよかった。細かいところだけど、おじさん、たかふみが椅子に座る前に「椅子を引く」、座った後で「椅子ごと前に出る」をやっているのが、かなりよかった。

2022年7月8日(金)
グランドシネマサンシャインで「ソー:ラブ&サンダー」【字幕】ATMOSを観る。娯楽作としては充分によくできているし、文句を言いたいポイントはあまりないんだけど、ちょっとだけ物足りない感じはある。我ながら贅沢な感想だなあ。
片渕さんの近しい方に濃厚接触者が出たため、7月9日(土)のイベントは配信のみに切り換えることになった。朝からその対応。
「中村豊 アニメーション原画集 vol.3」が校了した。

2022年7月9日(土)
アニメージュの「設定資料FILE」vol.256『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』を紙の雑誌で確認。自分的に攻めた構成だったのだったので、きちんと紙で確認したかった。書き文字もフォントの文字がかなり小さくなっているけれど、僕的にはOKな大きさ。画の並べ方を含めて、同じコーナーを四半世紀も続けたからできた構成だと思う。
「第192回アニメスタイルイベント ここまで調べた片渕監督次回作10【世紀末の京都を歩き回ってみよう編】」を開催。今回は片渕さんがリモートでの参加となり、配信だけのイベントとなった。
朝買った文庫本のひとつが「コンビニ人間」。あっという間に読了。予想よりもずっと面白かった。自分でも意外だったけれど、主人公に共感できるところがあった。乱暴な言い方になるけれど、いわゆるオタク的な人で、共感できる人は多いのでは。