COLUMN

第764回 グロスのお手伝い

 放映済。自分は現場のレイアウト・作画・演出の管理的役割でチェックのお手伝いをしていました。毎日の上りをチェックし、まずいレイアウトを見つけると、翌朝原画マン本人に解説しつつ戻す——時には参考ラフ原を描いて見せたり。勿論あくまで、アドバイス・指導寄りな仕事なのでノンクレジットですが。REVOROOTの小嶋慶祐監督は自分が出て行くのと入れ違いでガイナックスに新人として入ってきた方らしく、「あ、自分も歳取ったな」とまた思ってしまいました。後半でもう1本ミルパンセがグロスのお手伝いしました。
 あと、同時期に別会社のシリーズもグロスでお手伝いし、そちらは自分もアクションとエフェクトの作監をお手伝い。こちらは現時点でまだ未放映ですが、間もなく放映されるかと。あとさらに、別会社のCGアニメ作品で「エフェクトが描けるアニメーターを」との要望に「板垣が面倒みる新人でよければ」と作画お手伝い。こちらも前述のグロス同様、いろいろ参考を入れたり解説して戻したり。既に公開済かどうか分からないので、今度調べておきます。
 以上、現在制作中・元請けシリーズのシリーズ構成・脚本作業中に“社内のアニメーターを手空きにしないため”に受けた外注お手伝いの話でした。