編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年10月17日(日)
この日の『トロピカル~ジュ!プリキュア』は絵コンテが大地丙太郎さん。『ワッチャプリマジ!』は放送2回目。『ミュークルドリーミー みっくす!』は引き続き放送中。つまり、同じ日の午前中に、大地丙太郎さん絵コンテ回、佐藤順一さん総監督作品、桜井弘明さん監督作品が放送されたわけである。ちょっと嬉しかった。
昼の散歩時にApple Musicの「THE BEST!! スーパーロボット魂 -Ultimate LIVE 10th Anniversary Edition-」を聴いた。MIQさんが「MEN OF DESTINY」の最初に「オッケー、私のガンダムも盛り上がってる!」と言う。以前に聴いた時も変な言い回しだなあと思ったのだけれど、「私のガンダム」がニナ・パープルトンのセリフからの引用であることに気がついた。MIQさんのセリフがあまりにパワフルなので、ニナのセリフと重ならなかったのだ。それから、前にも書いたかもしれないけど、堀江美都子さんとMIQさんの「宇宙の王者! ゴッドマーズ」が最高にいい。
上野を散歩して、時間が合うようなら吉松さんと合流して呑む予定だったのだけど、ワイフが風邪気味っぽいので中止。午後になって吉松さんと練馬で呑むことになり、串揚げ屋で呑む。ワイフにはお土産でシュガーバターサンドを買って帰る。
2021年10月18日(月)
株式会社サンライズ、株式会社バンダイナムコピクチャーズ、株式会社SUNRISE BEYOND、株式会社サンライズミュージックの本社が荻窪の藤澤ビルディングに移転することが発表となった。藤澤ビルディングは、以前、マッドハウスが入っていたビルで、今はコミックス・ウェーブ・フィルムがここにあるはずだ。サンライズは上井草の印象が強いので、そこを離れることになったのには驚いたし、少しばかり寂しい。
ワイフとグランドシネマサンシャインで「DUNE/デューン 砂の惑星」【IMAXレーザーGT字幕版】を観る。原作1巻は学生時代に読んでいるし、デヴィッド・リンチ監督の映画も観ている。単純に自分の趣味で言えば、今回の映画は好きなタイプのものではなかったけれど、それはともかく、よくできていた。雰囲気や世界観を楽しむ映画だった。
2021年10月19日(火)
グランドシネマサンシャインで『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-』を観る。予想の倍くらいよかった。ヤマト側のドラマが全体的によかった。意外なくらい「俺達のヤマト」な感じがあった。
『境界戦機』1話と2話を観る。偶然だと思うが、羽原さんが監督のロボットアニメで、主人公の相棒の名前が「ガイ」というところが胸アツである。
TOKYO MX2で放送されている「JET STREAM」を録画で観る。同名ラジオ番組のTV版だ。初代パーソナリティである城達也さんの語りに映像をつけたものなのだが、かなりいい。仕事に流すBGVに最適だと思う。
バンダイナムコホールディングスが映像事業会社3社の統合と音楽・ライブイベント事業会社3社の統合を実施すると発表した。
2021年10月20日(水)
駅前の喫茶店であるプロデューサーと打ち合わせ。この方と話をするのは10数年ぶり。近況を含めて、たっぷりと話す。午後はある監督と電話で打ち合わせ。打ち合わせから雑談に入り、作画話など。こちらも色々と話ができて楽しかった。緊急事態宣言が解除されて、人と会えるようになったのだから、もっと色んな人と会って話そう。
『見える子ちゃん』を観る。タイトルから想像したのと随分違った。おじさんが観て楽しめると思う。『シキザクラ』の1話と2話を観る。こちらは3DCG作品なんだけど、演出がいい。特に日常芝居がいい。抑制を効かせてポイントのみを動かしている感じ。要するにTVアニメ的だ。見やすいし、この方向で作り込んでいくのはありだと思う。
2021年10月21日(木)
『僕のヒーローアカデミア』を再見。1期1話から始める。
音響監督の水本完さんが亡くなられたことを知る。沢山の作品を手がけた方だ。タツノコプロ初期から活躍したベテランで、『おそ松くん(1988年)』『幽★遊★白書』での仕事も素晴らしかった。心よりご冥福をお祈り致します。
2021年10月22日(金)
『僕のヒーローアカデミア』の再視聴は1期を終えて、2期に入った。
以下はTwitterに書いた話。
『機動戦艦ナデシコ The prince of darkness』の予告編は4分30秒ほどの、予告編としては大変に長いものです。この予告編の構成は僕が担当しています。内容はTVシリーズの総集編ですね。僕は使用するシーンを選んで、台本を書きました。演出は羽原信義さんです。記憶が正しければ、僕に発注が来た段階で、これは予告編ではなかった。「TVシリーズを観ていない人のために、TVシリーズを紹介するフィルムを作って映画館で流す。その構成してくれ」というオーダーだったと思います。作っている途中で「予告編として使う」ということが決まったのかもしれませんが、構成している段階では予告編は別に作られると思っていました。劇場版の内容にほとんど触れていないのはそのためです。
フィルムがあれば、10月23日のレイトショーで、劇場版と一緒に上映してもらいたいと思っていたのですが、残念なことにフィルムは現存していないようです。Blu-ray BOX等に映像特典として収録されているはずです。よろしかったら、そちらでどうぞ。
2021年10月23日(土)
東京国際映画祭『グッバイ、ドン・グリーズ!』は、ようやくチケット販売ページに入れたと思ったら、既に完売。残念。
夜はレイトショー「【25周年&画集刊行記念】劇場版『機動戦艦ナデシコ』上映会!!」を開催。上映を少し観たが、映像の完成度は今の目で観てもかなりのもの。フィルムの状態もよかった。トークはゲストが多くて、時間が短めだったので、タイムキープを優先。楽屋ではゲストの佐藤徹プロデューサーとご家族の仲のよい感じが印象に残った。