編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年8月22日(日)
ダイエットは順調に進んでいる。この日の起床時の体重が66.9キロ。20歳を過ぎてから、今が一番体重が少ない。多分、高校の頃よりも軽い。体感としてはまだ落ちそうなので、もう少し続けてみる。
仕事の合間に、新文芸坐で「台北ストーリー」(1985・台/119分/DCP)を観る。これはもうちょっと若い頃に観たかったかなあ。
2021年8月23日(月)
グランドシネマサンシャインの8時20分からの回で『劇場版 きんいろモザイクThank you!!』を鑑賞。自分がノレたかどうかは別にして、なにかの結晶のような作品。混じりっけなしだ。20年前に作ったら、何か不純物が入っていただろう。日本のアニメ関連文化を語る上でのサンプルになる作品かもしれない。
夏バテ気味のワイフのために、ドーミーイン池袋に連泊することにした。夜はホテルで借りたBlu-rayプレイヤーで、ワイフに『きまぐれオレンジ☆ロード』を観せる。43話「傷心のひかる! 追いかけて冬海岸」と1話。ワイフのひかる評が面白かった。それから、最初に43話を観せたのは間違いだった。普通の回を数本観てから「追いかけて冬海岸」を観るのが正しい。
2021年8月24日(火)
早朝散歩で『ヱヴァ:Q』と『シン・エヴァ』について天啓を得た。要するに『エヴァ』のことを考えながら散歩していたのだ。
ワイフと池袋HUMAXシネマズで『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』を観る。自分は二度目、ワイフはこれが初鑑賞。ワイフも楽しんだ模様。この作品の感想は前にも書いたけれど、以下は前に書かなかったポイント。この作品は「阿月チシオちゃんのコンプレックスの克服」も素晴らしい。ギャグタッチにしてはいるけれど、問題から逃げずに正面からぶつかっているのがいい。
大きな仕事になるはずだったある企画が頓挫。頭を切り替えて、今日から次のステージに向かおう。頓挫は仕方ないけど「待ち」の時間が勿体なかった。
頓挫とは別の話で、トークイベント、上映企画が次々と延期に。いろいろとズレて、10月にはアニメスタイルのトークイベントと上映企画が合計で7回もあることに。いや、冷静に考えれば月に7回は無理だ。だけど、10月でないと成立しない企画もあるのだ。さあ、どうなる(後日追記。さらに延期や中止が続いて、10月のトークイベントは1回、上映企画は2回となった)。
2021年8月25日(水)
進行中の書籍で、デザインのラフ出しをする。他にも進行中の書籍に関する作業がいくつか。自社の書籍の在庫についても色々。業界のある方と長電話。
2021年8月26日(木)
これから作る本のこと、作っている本のこと、会社のこと、在庫の整理などで色々。落ち着かない。
ワイフの付き合いで、就寝前に『機動警察パトレイバー2 the Movie』を少し観る(ワイフは最後まで観たはず)。『パト2』は(おそらくは『パト1』も)舞台になった年代を過ぎてから、作品の普遍性が強固なものとなっているはず。これは特殊な事例であると思う。それはさておき、「普遍性が強固」と書こうとしたら「普遍性が響子」と変換されたことを記憶に留めたい。
2021年8月27日(金)
『月が導く異世界道中』を1話から配信最新話まで観る。なんだか楽しいぞ。『天地無用!』っぽいなあ、魎呼と阿重霞みたいだなあと思って、検索したら同じことをツイートしている人がいた。ちなみに「りょうこ」と「あえか」はちゃんと変換できた。
仕事の合間に渋谷マルイで開催されている「PATLABOR artworks展」に行った。田島照久さんのアートワークスの展示だ。メディアミックスとしての『機動警察パトレイバー』に関して、やはり田島さんの存在は大きい。アニメ関連のポスターやパッケージのビジュアルについて、当時、『パトレイバー』が最先端だった。そして、それを受け継ぐものは現れなかったのだ。などと思った。今回の展示に関して言うと、展示物についての解説にもっともっとボリュームがほしかった。
2021年8月28日(土)
この土日は原稿以外の作業を進めるつもりだったのだけど、大物原稿に手を入れ始めたら、作業がとまらなくなる。