COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
321 アニメ様日記 2021年7月18日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年7月18日(日)
散歩とデスクワークと吉松さんとSkype呑み。「【高畑勲展】富野由悠季氏 特別講演会オンライン配信」を観た。Kindleで「進撃の巨人」28巻から最終34巻までを一気読みした。「進撃の巨人」の終盤は面白いかどうかというよりも「終わってよかった」という感じ。思えば、序盤から随分と遠くに来た。作者の方に「お疲れ様でした」と言いたい。

2021年7月19日(月)
夕方にBONESで川元さんと打ち合わせ。用事はすぐに済んだので、世間話など。川元さんを含めてBONESの方達に、僕が痩せたことについて美味しい反応をいただいた。
少年ジャンプ+で藤本タツキさんの「ルックバック」を読む。おお、これは凄い。作者の「こんな話をこんなふうに描きたい」という想いがはっきりしていて、それを力一杯に描いたという感じ。才能と若さと勢いが合致した幸福な作品だと思った。
『カノジョも彼女』の1話を観る。1話の演出が波多正美さん。えっ、マジ? 同姓同名でなくて? いや、去年や一昨年もテレビで演出されていたみたいだけど、1話の演出を? Wikipediaで確認したら、波多さんは今年で79歳だ。凄すぎる。
話は変わるけれど、これから進めようとしていた「アニメスタイル016」が早くも頓挫しそうだ。

2021年7月20日(火)
仕事の合間に、TOHOシネマズ池袋の午前9時からの回で『100日間生きたワニ』を観る。
数か月前にアポ取りをし、スケジュール調整をし、取材の準備を進めていたインタビューがNGになった。まあ、たまにはこんなこともある。

2021年7月21日(水)
社内打ち合わせで「機動戦艦ナデシコ画集」と関連して、トレスマシンを使ったセルと、ゼロックスを使ったセルの違いについて説明をする。まさか、仕事でこんなことを話す日がくるとは。
グランドシネマサンシャインで『竜とそばかすの姫』【IMAXレーザーGT】を観る。

2021年7月22日(木)
U-NEXTで「花束みたいな恋をした」を観る。押井さんの登場場面や扱われ方は、ネットの情報から想像した通り。「法人科学映画館」のサイトで安彦良和さんがメインスタッフとして手がけた『火事と子馬』が配信されていた。ある書籍で確認したところ、安彦さんの役職は絵コンテ、原画とある。キャラクターデザインはやっているはずだし、おそらく作監もやっているのではないか。あるいは作監でなく、1人原画だろうか。
やらなくてはいけないことが山盛りだけど、半ば現実逃避っぽく「佐藤順一の昔から今まで」の原稿まとめを進める。ああ、楽しい。インタビュー中のあるエピソードがいい話ではあるんだけど、WEBにアップする記事としては活かしづらい内容なので、オミットする。活字媒体だったら、活かすことができたかも。

2021年7月23日(金)
U-NEXTで「花束みたいな恋をした」を最後まで観る。よく出来た映画だった。「自分と趣味がぴったりあう恋人」という点がこそばゆいし、主人公達が別れるのは見えていたけど、別れた後の展開がよかった。配信で『虐殺器官』を観る。『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を観た後だと「ああ、なるほど」と思うところがいくつも。
Microsoft 365 Personalを購入した。代替ソフトではなく、Wordを使うのは10数年ぶりかな。

2021年7月24日(土)
ワイフと早朝散歩で明治神宮を歩く。夏ということで、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の再見を開始。いやあ、よくできている。センス、いいなあ。昼の散歩でも『あの花』のサントラを聴く。