編集長・小黒祐一郎の日記です。
2020年5月3日(日)
憲法記念日。ある書籍の編集作業のために画像データの整理をはじめる。このペースなら、ゴールデンウィーク中に終わりそうだ。『美少女セーラームーン』11話から19話をYouTubeの配信で観た。やはり初々しい感じがよい。15話「うさぎアセる! レイちゃん初デート」のAパート(レイが衛を逆ナンするあたり)が猛烈な面白さ。当時も笑ったけど、今観ても笑う。『セーラームーン』19話「うさぎ感激! タキシード仮面の恋文」。危機に陥ったタキシード仮面が言ったセリフが「それまで、なにか話をして気をまぎらわすんだ」。すごい。すごすぎる。富田祐弘さんならでは。
2020年5月4日(月)
みどりの日。雨天のため、早朝散歩はおやすみ。引き続き、事務所で画像データの整理。今日も作業が進んだ。気持ちいいなあ。
YouTubeで『美少女セーラームーン』20話「夏よ海よ青春よ! おまけに幽霊もよ」を観る。ダーク・キングダムも妖魔も出てこない番外編的なエピソードで、しかも、水着回。ホラー回なのに楽しい仕上がりだ。香川久さんの作画もいいけど、竹之内和久さんの演出もいい。『美少女セーラームーン』について、こんな気楽なエピソードを作り続けてもよかったかもしれないなあとは思う。その後、『機動武闘伝Gガンダム』を21話から26話まで観る。
「OL進化論」38巻を読み始める。4年ぶりの新刊である。安定の面白さ。登場人物は年をとっていないはずなのに、作品の対象年齢はあがっている感じだ。ちなみに僕のKindleには「OL進化論」が全巻入っている。
唐突だけど「今石洋之アニメ画集」について。現在のアニメスタイル編集部の画集を作るテンションが10年後にも維持されているとは思えないし(10年後にアニメスタイル編集部があるかどうかも分からない)、5年後だって怪しいだろう。テンションが高まってる時期にこの本が作れてよかった。現在のアニメスタイル編集部らしいツメの甘さもあるんだけど、5年前だったらできなかったことをいくつも実現している。
2020年5月5日(火)
こどもの日。画像データの整理が一段落。ひとつの作業だけを毎日続けるというのは久しぶりで、それも楽しかった。『機動武闘伝Gガンダム』を配信で34話まで観る。
2020年5月6日(水)
ゴールデンウィーク最終日。主に事務所の片づけ。通販用の「今石洋之アニメ画集」が事務所に届くので、置き場所をつくらなくてはいけないのだ。途中からNHK-FMの「今日は一日ガンダム三昧Z」を聴きながら、作業を続けた。
『機動武闘伝Gガンダム』は36話まで観た。スマホのKindleで読んでいた春日太一さんの「時代劇入門」を読了。第二部の「時代劇の歩み」が興味深かった。他人ごとではあるけれど、売れるといいなあ。
緊急事態宣言で、散歩以外に外出のないゴールデンウィークだったが、退屈ではなかった。
2020年5月7日(木)
久しぶりの通常業務。連休明けはやっぱり慌ただしい。「今石洋之アニメ画集」「今石洋之アニメ資料集[コンテ・原画編]」「パンスト 今石洋之マンガ全集」と複製色紙が、印刷会社から事務所に届く。事務所内に本を積み上げるために事務所スタッフが出勤して作業。
『機動武闘伝Gガンダム』を最終回まで視聴。本放送でもレインが可哀想だと思っていたけど、今観てもやっぱり可哀想だ。作画はシリーズを通じて記憶よりもよかった。『BNA』の7話以降を観はじめる。
2020年5月8日(金)
通常業務。15時半からSkype打ち合わせ。『BNA』を最終回まで観た後、Amazon Prime Videoで市川準監督の「つぐみ」を観る。その後、YouTubeの『美少女セーラームーン』21話と22話を観る。
2020年5月9日(土)
午前も午後もデスクワーク。西口のうどん居酒屋でランチ。夜の営業だけだった店でランチがいただけるのは嬉しいけれど、お店に活気はなかった。夕方から土曜の恒例となった吉松さんとSkype吞み。Skype吞みだと、話題になっているアニメについて、その場で映像やセリフを確認できるのがいいな。いや、居酒屋でも観ようと思えば配信を観られるんだけど。「そこはボクの作画で、アドリブでセリフを増やしました」とか教えてもらったり。作画でセリフを増やすなんてありなんだ。
南Q太さんの「今日も夫婦やってます」を読了。これはマンガではなくてエッセイ集。面白かった。目線が南Q太さんのマンガの主人公に近い。四人目の子どもの出産のエピソードがよかった。