40代も半ばにもなると、あらゆる物事に対し、これからの自分の人生において必要なものかどうかを見極める目がさらにハッキリしてきた気が、最近とみにしています!
子どもの頃から、俺は周りの友人たちが必要としている物事に関して「果たしてそれらは友人らにとって必要だったとしても、自分にとって本当に必要か?」と常に考える癖があって、例えばプロレス、プロ野球、ゲーム類全般、週刊少年マンガ誌。それらは俺の生活に不必要なものでした。もちろん、それらが大好きで必須と思っている人たちを否定する気など毛頭ないし、逆にいつも周りの皆と同じムーブメントに乗れない板垣は、友人たちから呆れられていました。そして皆が乗っかれば乗っかるほど、自分がそのムーブメントにとって不必要な人間だと分かるから、尚のことそれらから俺は離れる。この性格は未だに変わっておらず、近年興行収入が桁違いの大ヒット映画ほど、まだ観ていません。あのアニメ映画もこのアニメ映画も。2〜3年遅れて観たりはします。ブームが去った頃にこっそりBOOK・●FFで。反対に興行的に完敗した映画の方が大好物かも。よく話題にする『あしたのジョー』を始めとする出崎アニメも、本放送から10年遅れてハマったくらいで、多分リアルタイムでファンになったのは80年代の藤子不二雄アニメくらいだと思います。
もっと言うと、我々世代では当然のムーブメント(?)である”受験”にも乗れませんでした。第2次ベビーブーム・団塊ジュニア世代は「高学歴→大企業に就職→一生安泰」を目指すのが当たり前で、中学も高校も運動部よりも塾通いが優先。そして少しでもいい高校・大学へと。地元名古屋の友人は皆その道を進みました。そんな中、とりあえず自分は小学校の時、クラスの大半が塾ブームに乗っかった際も「塾には絶対に行かない!」と決めていたのです。別に成績が悪かったわけではないのに、不学校以外でさらに勉強のために親に金を出させ、かつ自分の時間まで失う。俺にとってその時点で塾は不必要なものだったわけです。ハッキリ言って
学校の勉強だけでは入学できない高校や大学って、それは全国的に席が足りてないことの方が問題なハズで、その数限りある席を”勉強合戦”で勝ち取るってなんかおかしくない? しかも俺に言わせると受験勉強は勉強ではなく”暗記合戦”! そんな記憶力の優劣で、その後の人生が決まるなんて嘘だろ!
と小学校の頃から思ってて、友人が皆塾に通い始める中、板垣はマンガ描いたりパソコン触ったりゴルフやったりしてたわけです。
重ねて言いますが、塾行って受験勉強していた友人らを当時から否定したりはしてなかったと思います。ただ、俺自身にとっては不要だった、というだけです。
だから、小・中学では塾ブームにも乗らず、高校受験ですら試験前に1週間ほどしか勉強(暗記)しませんでした。それでもまあ、普通のいわゆる当時では進学校と呼ばれる高校に入り、最初は美大を目指して河合塾美術研究所という所に夏期講習と冬期講習だけ受けて、デッサンやらクロッキーやらをやりに行ってました。
で、いつものごとくなんの話だったか分かりづらくなったところで時間なので、また次週(汗)。