COLUMN

99 「フリクリ アーカイブス」が完成した

 昨日の夕方に「フリクリ アーカイブス」の見本が編集部に届いた。今晩、阿佐ヶ谷ロフトAのトークイベントで先行販売し、来週の火曜から一般販売を開始する。

 見本を手にした時の感想は「分厚い! 重い!」だった。

 前にも書いたように、この本の企画は「『フリクリ』の設定資料をきちんとしたかたちで書籍に収録したい」というところから始まっている。それもあって最初は「本文96ページ(全て1色)」くらいのボリュームで考えていた。
 編集の実作業を始める頃には、カラーページにイラストを収録して「本文112ページ(カラー32ページ、1色80ページ)」くらいにするつもりになっていた。編集作業が進むうちに次々に新しい資料が見つかり、また、編集スタッフから「このイラストも載せましょうよ」といった声もあがった。掲載する資料が増えるのは結構な事だし、編集スタッフの要望にもOKを出し続けたため、ページ数は増えていった。そして、最終的に「本文248ページ(カラー72ページ、1色176ページ)」になってしまったのである。

 ここまで書いて気がついたのだが、今回のこのコラムを読んだ人から「なんて計画性がないんだ」と突っ込みが入りそうだ。確かに計画性はないけれど、充実した本にするのが最優先だったのだ。だって、資料が沢山載っている方がいいじゃないですか。

 「フリクリ アーカイブス」には、イラストについては「こんなイラストがあったのか」とファンが驚くようなものまで載っているはずだ。線画設定やデザインラフについては、きちんと「画として楽しむ事ができるサイズ」で掲載できた。編集者としての僕だけでなく、アニメマニアとしての僕も満足できる1冊になった。

[関連リンク]
資料集「フリクリ アーカイブス」が11月22日に発売!!
http://animestyle.jp/news/2016/11/15/10743/

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