2016年６月４日（土）にオールナイト「新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol. 83　押井守映画祭2016 第二夜 ディープアニメ編」を開催する。タイトル通り、押井監督の個性が発揮されたディープなアニメをまとめて上映するプログラムだ。
　『御先祖様万々歳！』は演劇的な演出を取り入れたコメディで、アバンギャルドと娯楽性を両立された押井監督ならではの作品。うつのみや理の斬新なキャラクターデザイン、若手アニメーター達の密度の高い仕事も見どころだ。昨年の「押井守映画祭2015」では総集編の『MAROKO 麿子』を上映したが、今回のプログラムでは、オリジナル版であるＯＶＡ・全６話を上映する。
　『天使のたまご』は多くのファンを驚かせた作品。物語ではなく、表現で魅せる前衛的なアニメーションである。
『立喰師列伝』は架空の職業である「立喰師」をモチーフにした異色の劇場作品。内容だけでなく、実写の人物写真を3DCGのモデルに貼り込んで動かすという手法も異色だ。

　第二夜のゲストは押井守監督と千葉繁。『御先祖様万々歳！』においてナレーターとして名調子を聞かせてくれる故・永井一郎の仕事についても語っていただく予定だ。なお、『御先祖様万々歳！』は千葉繁が初めて録音演出を担当した作品でもある。

　「押井守映画祭」は押井守監督のアニメ、実写の代表作を上映する連続企画。昔からのファンはもとより、初心者にも押井守監督作品を楽しんでもらえるようにプログラムを組んでいる。第二夜の前売券は５月19日（木）からチケットぴあと新文芸坐窓口で発売となる。

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新文芸坐オフィシャルサイト
http://www.shin-bungeiza.com/