COLUMN

第357回 才能と手柄と伝説と面接

 前回からの続きであるようなないような。やっぱり「新宝島」は酒井七馬(すべて敬称略)と手塚治虫の共著だと思うし、自分らアニメ作りでも集団作業だからこそ各スタッフの手柄は正確に伝えていかなければならないと思うし、最近のゴーストライター事件の人はけしからん! というわけです。金を出す側もなんでもかんでも売れた手柄を監督に還元するのはそろそろなんとかして頂きたいものです。皆さんも「面白いアニメ」を見付けたら、まず原作を読んでみてください! そして考えてください。その面白さの要因が本当に○○監督だからかどうかを。

才能のある人のひとり勝ちを持ち上げたがる
ジャーナリズムの中から真実の手柄を見極めましょう!

 ま、そんなわけで「謎のマンガ家・酒井七馬伝」——天才だとか才能だとか考えさせられました。

で、本日は面接!

 うちの会社(ミルパンセ)のです。今月3人め、作画志望2人に続いて今回は演出志望らしい(作画も演出も主に自分が面倒を見るんですが、演出志望の人にはとりあえず制作進行を何本かやってから演出を指導することにしています)。