11月3日に池袋・新文芸坐にてオールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 33 必見!『虹色ほたる』と東映動画の名作たち!!」を開催する。上映タイトルは『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』『龍の子太郎』『空飛ぶゆうれい船』『どうぶつ宝島』の4本。前売券(2300円)は新文芸坐窓口とチケットぴあでも発売中だ。
虹色ほたる』は、1977年の山間の村を舞台にしたファンタジーであり、少年と少女の淡い関係を描いたラブロマンスだ。子供たちの夏休みの描写も丹念で、そのノスタルジックな情景も見どころ。アニメーションとしては、手描きアニメの魅力を追究した意欲的な作品であり、作画マニアだけでなく、多くのアニメファンに観てもらいたい作品である。 なお、今回の『虹色ほたる』は35ミリフィルムでの上映となる。この作品は、ロードショーでもデジタル上映が多かったはずで、今回の上映は貴重といえるかもしれない。アナログ感を目指した本作には、フィルム上映の方がより似つかわしいはずだ。
『虹色ほたる』にはかつての東映動画(現・東映アニメーション)が残した名作長編へのリスペクトがこめられている。それをふまえて今回のプログラムでは、東映長編の名作群の中から、小田部羊一、奥山玲子が活躍した作品をセレクト。どうしてこのお2人なのかは『虹色ほたる』本編を観ればわかるはずだ。
トークショーのゲストは宇田鋼之介監督。『虹色ほたる』についての想いを語っていただくとしよう。
なお、10月31日発売の「アニメスタイル002」では『虹色ほたる』を特集している。宇田監督のロングインタビューに加えて、イメージボード、設定資料集(線画)も掲載。オールナイト当日に劇場で「アニメスタイル002」を発売する予定だ。
新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 33
|
|
開催日 |
2012年11月3日(土) |
会場 |
新文芸坐 |
料金 |
当日一般2500円(前売・友の会2300円) |
トーク出演 |
宇田鋼之介、小黒祐一郎(司会) |
上映タイトル |
『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』 ※お借りした『龍の子太郎』のフィルムが退色しており、見づらい状態だそうです。残念ですが、上映用のプリントは、現在これ1本しかないのだそうです。あらかじめお断りしておきます。 |
●関連サイト
新文芸坐オフィシャルサイト
http://www.shin-bungeiza.com/
『虹色ほたる』公式
http://www.nijiirohotaru.com/