COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
253 アニメ様日記 2020年3月29日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。

2020年3月29日(日)
外出を自粛して、散歩はおやすみ。事務所にこもって原稿作業。朝は雨、その後に雪。原稿だけの日というも悪くない。

2020年3月30日(月)
昼過ぎに原稿が一段落。Netflixで『日常』を観始める。当然、未遂で終わるんだけど、女子高生がお酒を吞もうとする話をよくNHKでやったよねえ(念のために書いておくと、Eテレで再編集版が放送されたことがあったのだ)。『日常』には京都アニメーションの精神(価値感)が現れている気がする。アニメーションとして丁寧につくるかどうかとは別の意味で。

2020年3月31日(火)
朝から倦怠感があって、おそらくは風邪の初期症状。もしものことがあったらマズいので、外部のライターさんが参加するはずだった打ち合わせは延期に。朝から昼にかけて集中的に原稿作業をし、14時くらいに自宅に戻って横になる。19時に事務所に戻ってまた作業。去年までだったら、ちょっ風邪ぎみでも気にしないで打ち合わせとかしていたけど、今はそんなわけにもいかない。
『日常』の視聴も続く。15話はなのちゃんが初めて学校に行く話。三好一郎演出の傑作。なのちゃんの一挙一動が素晴らしい。

2020年4月1日(水)
風邪の初期症状が続く。打ち合わせはSkypeで。Skypeの打ち合わせは初めてだった。ちょっと不自由なところもあるけれど、これでも打ち合わせはできるなあ。デスクワークはデザイナーさんへのラフ出しを中心に。 『日常』を最終回まで視聴。 最終回は最後で「これは日常を描いた作品だ」と分かる仕掛け。素晴らしい。

2020年4月2日(木)
朝には平熱に。ではあるが、なるべく人と顔をあわせないようにする。昼過ぎまではラフ作業。午後は新文芸坐で打ち合わせ。今度の企画などについて。しばらくはオールナイトはできそうもない。午後はコメント原稿のまとめ。
『虫籠のカガステル』を1話から最終回まで観る。「今石洋之アニメ資料集[コンテ・原画編]」で確認することがあって、実写映画「キューティーハニー」とOVA『Re:キューティーハニー』を再生する。

2020年4月3日(金)
まだ風邪っぽいので対面の打ち合わせは避ける。1日ラフ描き、というかデザイナーさんに仕事を依頼するための作業。仕事実務以外はいろいろと厳しい。
新番組『かくしごと』『球詠』『八男って、それはないでしょう!』『神之塔 -Tower of God-』の1話を観る。『ドロヘドロ』の未視聴分を観る。Amazon Prime Videoで「暴走パニック 大激突」を観る。その後「妹」(藤田敏八監督)を観る。夜になって「仮面ライダー」を13話「トカゲロンと怪人大軍団」から観る。ネット配信で「スペクトルマン」とか「快傑ライオン丸」とかがあるといいなあ。Blu-rayを買えと言われそうだけど、配信の緩い感じで観たいのよ。
仕事をお願いしている会社でスタッフが在宅勤務になったうえに、働き方改革で作業時間の制限が。誰も悪くないけど、進め方を考えないと。

2020年4月4日(土)
外出は朝のラジオ体操のみ。その後は事務所でデスクワーク。仕事をしながら、Amazon Prime Videoの「仮面ライダー」をずっと流していた。ライダーガールズがいい。特に山本リンダさんがいい。本放送時、小学生男子だった僕としては、あまりその存在がピンとこなかったはず。今はチャラチャラしたところもいい。ライダーがまじめに戦闘員と戦っている脇で、ライダーガールズが戦闘員をやっつけてしまうのも楽しい。当時はその作劇が不真面目に見えたはずだ。