COLUMN

第787回 そんなわけで

 シリーズ制作中に別の仕事(イラスト)を受けるとこうなるって例!!
 すみません。仕事が多すぎて手が追い付いておらず、今年も始まったばかりなのに、“お茶濁し”。やっぱり仕事、断りたくないんです。今回いただいたイラストの仕事も面白そうだったので「自分でよければ是非に!」と己から前のめりで受けた訳だし。
 この連載に初期の頃からお付き合いして頂いてる方々(いる?)であればお気づきかも知れませんが、板垣が30代~40代入ってから~そして、50代目前の現在——確実に“口数が減っている”ことにお気づきかと思います。現場の話は依然としてネタにしますが、業界人の話とか、他者のアニメ作品の批評的な感想とか、意識的にしないようにしています。なぜなら、今の歳まで代表作のひとつも作れていない自分に語る資格などないと思っているからです(そこらへんの自制はきく人間です)。

だから、先ず目の前のあらゆる仕事から逃げずに、成果を出すこと! それができないうちは俺程度のアニメ監督兼アニメーターに訊きたい話など、お客さんにとってある筈がないと思っているから、とにかく“デカい口を叩かない”!

で、黙々と描き続けます。今年も——いや、50代になっても!