COLUMN

第780回 話せるトコまで、とその他!

新作のPV、発表されました。以上!

 その他、スタッフ・キャスト等に関しては、また公式からの続報が出次第ってことで!

 いつものことですが、公式の許諾を得ずに勝手に新情報を書(描)いたりはできないので、公式の情報開示に合わせたかたちで、落ち着いて話題にさせていただきます。で、本日はさらに次の作品(別タイトル)のキャラクターのラフを描いて提出。年が明けたら、3シリーズ分のホン読み(脚本開発)が始まることでしょう。何か色々頭の中で作品がグルグル回ってる状態で、フリーの演出・監督業で駆けずり回っていた頃を思い出します。慢性的に忙しい状態が、おそらく生理的に好きなんでしょう、俺は。ガイナックスにいた頃、板垣の働き方を見て「ワーカホリックというヤツだな~」と仰った庵野(秀明)監督を思い出します。当時、社長の山賀(博之)監督にも同様のことを言われた記憶があります。
 まあ、どうなんでしょう? 自分的には“働き過ぎ”とは思っていません。ちょうど1年前に亡くなった父親は、俺が名古屋にいた頃(上京前)の18年間ずっと、朝6時前後~夜8時半頃まで毎日(月~土曜日)に加え日曜日も昼まで働きに出て、の今では国から怒られそうな週休半日(!)で、月給20万円でしたから。細かい事情は多く語らずに死んだのですが、東北(山形)から中卒の出稼ぎ集団就職組で、我々家族を食わせるために遮二無二働いたんだと思います。が、少なくとも会社(工場)の愚痴一つ自分は聞いたことがありませんでした。
 そんな働き詰めの父を見て育ったせいか、自分だけでなくウチの実家は姉も妹も、そして姪・甥(姉の子供ら一姫二太郎)らも含め皆「働かざる者食うべからず」と言わんばかりに、ホントによ~く働くようです。各々稼ぎが多いかは? ですが。
 で、自分は——別にアニメの仕事を卑下するつもりはないのですが、「好きが高じて」の職であると自負しているし、実家で独り立ちした姉らよりは「運が良く、得してる」と思っている分、金が入り用だとの一報が入ると直ぐお金送るようにしています(己が金持ちでもないのに)。なぜなら、自分が好きを仕事にできているのも実家の母・姉・妹ら家族あってこそだと思っているからです。好きな仕事だからこそ、いくら働いても苦にならないし、また金がなくなったら、いくらでも好きな仕事をして稼げばいいだけのことですからね。
 ま、それをワーカホリックと言うなら——そうなんでしょうね。さて、仕事に戻ります。